本日は、占星術のサビアンシンボル「17度」の
- 意味
- 特長
- 読み方
…などについて解説します。
松村先生によると、17度は「瓦礫(がれき)の山で新たな希望を見出す」という数字のようです。
星座(サイン)の17度は「瓦礫の山で新たな希望を見出す」!?
今回、考察するのは、サビアンシンボルで17度にあたるシンボルです。
サビアンシンボル17度 | |
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牡羊座17度 | 2人のしかめつらした独身女性 |
牡牛座17度 | 剣とたいまつの間の戦い |
双子座17度 | 知力の頭に溶けていった健康の頭 |
蟹座17度 | 知識と生命に成長する微生物 |
獅子座17度 | ベストを着ていない聖歌隊 |
乙女座17度 | 噴火している火山 |
天秤座17度 | 引退した船長 |
蠍座17度 | 自分自身の子供の父である女 |
射手座17度 | 復活祭の日の出の礼拝 |
山羊座17度 | 密かに裸で入浴する少女 |
水瓶座17度 | ガードをしている番犬 |
魚座17度 | 復活祭の歩道 |
このコーナーでは、ちょっと不思議な占星術を紹介してゆきます。 …それは、サビアン占星術です。 今まで、占星術で運命を鑑定するためには、 星座 ハウス アスペクト …などで調べていましたね? しかし、今回ご紹介するサビアン …
17度は、クラッシュを「希望」として捉える!?
松村潔先生の「ディグリー占星術」によると、17度は「瓦礫の山で新たな希望を見出す」となっています。
15度でピークを迎えたサインの力は、16度で対向のサインが入り込み、一旦クラッシュします。
それが「瓦礫の山」です。
17度では、そのクラッシュを「希望」として捉えます。
簡単に言うと、破壊を「ポジティブに捉える」と言う事です。
17度では、今まで「自分を防衛していたもの」が崩れたことにより、今まで気づかなかったことに目を向けることになります。
ちなみに、この記事は、松村潔先生の「ディグリー占星術」と「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせて頂いてます。
サビアンシンボル「17度」各サインの意味
では、松村先生の「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせていただきながら、
シンボルの意味をまとめてみます。
牡羊座17度「2人のしかめつらした独身女性 」
「内面の対話」や「心の中の分析」に時間を費やす
牡羊座は、15度「毛布を編むインディアン」で一生懸命働いていました。
ですが、16度「日の入りに踊っている妖精ブラウニー」で「ムリに頑張らなくても良いのでは?」と考え、休息やリラックスに意義を見いだしました。
牡羊座17度「2人のしかめつらした独身女性 」では、内面の対話や心の中の分析に時間を費やします。
内省することが多くなりますが、人の心理の細かい部分を分析することに秀でるでしょう。
松村先生によると、
このサビアンシンボルは、「際限なき受容性=浄化力」があるようです。
※2人の女性=受容性が強い
また、受容の反対である「積極性」や「能動性」に反発しやすい傾向もあるようです。
牡牛座17度「剣とたいまつの間の戦い」
自分の信念を「形にする」ため、試行錯誤してゆく
牡牛座は、15度「マフラーと粋なシルクハットを身に着けた男」で、物質的な事に挑戦していました。
16度「神秘を暴露するために空しい努力をする年をとった男」では、目に見えない神秘的なものにアプローチするようになり、未知の可能性を模索し始めました。
牡牛座17度「剣とたいまつの間の戦い」では、自分の中にある「本当の意志」を発掘するために試行錯誤をしてゆきます。
剣は「意志を実行する力」、たいまつは「信仰」です。
ですので、このサビアンシンボルの人は、堂々と自己主張をする人も多いようです。
- 「剣」と「たいまつ」は、自分の信念を形にする組み合わせと言える。
- 他の人が何一つ言えない時に、勇気を持って自分の思っていることを語り、そして実行する。
- 他者に依存することはまったく考えない。
双子座17度「知力の頭に溶けていった健康の頭」
ノセられやすくもあり、人をノセる力もある
双子座は、16度「熱弁する婦人参政運動家」で、人々の感情に強く働きかけ、アジテート(扇動)する傾向が出て来ました。
しかし、17度「知力の頭に溶けていった健康の頭」では、自分自身もアジテートされてゆきます。
自分のアジテートに自分自身が影響を受け、変貌してゆきます。
このサビアンシンボルでは、人の意見を聞いて「生き方」「考え方」「感情」が大きく変貌してしまう人が表されている。
ノセられやすくもあり、人をノセる力もある人と言えそうです。
蟹座17度「知識と生命に成長する微生物」
心の中にあるどんな小さな思いも「現実化」させてゆくことができる
蟹座は、16度「手書きの巻き物を目の前にし正方形の前にいる男」で、精神と物質の統合を図り、心の中の「漠然としたもの」を形にしてゆきました。
17度「知識と生命に成長する微生物」では、心の中にあるどんな小さな思いも「現実化させてゆくことができる」と言うことがわかります。
その「現実化」のバリエーションは多数あります。
可能性は一つではなく多数あることを知る。
したがって、どう行動していいか、わからないことも多くなる。
獅子座17度「ベストを着ていない聖歌隊」
「穏やかな日常生活」の中で、高揚する体験を見つける
獅子座は、16度「嵐の後の陽光」で祭りが終わり、興奮が冷め、感情の盛りあがりが鎮静化しました。
17度「ベストを着ていない聖歌隊」では、穏やかな日常生活の中でも高揚する体験を見つけます。
「ベストを着ていない」とは、正式な準備をしていない、ごくありふれた状況です。
そんな、ありふれた日常の中に「感動」を発見するのです。
乙女座17度「噴火している火山」
長い間抑圧されていたものが噴き出してきて、安定を奪う
乙女座は、16度「オランウータン」で、ショックな出来事に「外側から」見舞われることが多くなりました。
自分とは何の関係もないところから、迷惑をかけられたような感じです。
しかし、乙女座17度「噴火している火山」では、それが内側から起こります。
長い間抑圧されていたものが噴き出してきて、生活の安定を奪うこともあります。
しかし、松村先生によると、この度数の人は、それが「自分に直接関係がある」ことを知っているようです。
…そういうことのようです。
なんと!松村潔先生の「愛蔵版 サビアン占星術」が発売されましたね! こちらは、大人気プレミア本「決定版!!サビアン占星術」の増補改訂版となります。 ご存じの方も多いと思いますが「決定版!!サビアン占星術 」は絶版となって …
天秤座17度「引退した船長」
問題にこだわり続ける傾向があるが、考え方が深くなる
天秤座は、16度「流されてしまった船付き場」で、誰かの悩み巻き込まれ、一緒に道に迷う経験をしました。
17度「引退した船長」では、そのような混沌状態から一時撤退して、状況を外から冷静に見つめようとします。
「隠遁」するような人も多いでしょう。
松村先生によると、このサビアンシンボルの人は、問題をいつまでも反芻してこだわり続ける傾向があります。
ですが、人間の心理についてくわしくなり、考え方も深くなるようです。
それを「文章」で表現すると良いようですね。
蠍座17度「自分自身の子供の父である女」
「自分の中に眠る意志」や「新しく受け取った意志」によって、自分を変化させる
蠍座は、15度「5つの砂山の周りで遊ぶ子供達」で、支配力を手に入れようとしました。
しかし、16度「いきなり笑い出す少女の顔」では、対向の牡牛座の影響により、自分が持っているものに満足し、外への無理な挑戦をやめることにしました。
蠍座17度「自分自身の子供の父である女」では、「自分の中に眠る意志」や「新しく受け取った意志」によって、自分自身を変化させてゆきます。
16度で受容的になった蠍座は、そこで受け取った力が自分の中で育ち、その力によって自分が少しずつ変成してゆく体験をします。
射手座17度「復活祭の日の出の礼拝」
たくさんの人を元気にさせることで自分も元気になる
射手座は、11度~15度で精神性を開発してきました。
そして、16度「船を見ているカモメ」では、その精神性を実際の社会生活に落とし込むため、世間への適応方法を探し始めました。
射手座17度「復活祭の日の出の礼拝」では、集団に働きかけ、皆を高揚させることで自分の力を復活させます。
たくさんの人(集団)を元気にさせることで、自分も元気になります。
多くの人をノセると、それに巻き込まれ、自立心や積極的感情が自分の中に強力に巻き起こる。
山羊座17度「密かに裸で入浴する少女」
心の中のタブー意識を捨て、自由に振る舞う
「社会性」という制約にとらわれがちな山羊座ですが、16度「体操着の少年少女」では、豊かな情緒や素直さなどを取り戻すことになりました。
山羊座17度「密かに裸で入浴する少女」では、心の中のタブー意識を捨て、自由に振る舞うことに関心を抱きます。
頭の中に巣食っている「制限」や「ルール意識」をかなぐり捨て、のびのび自由に生きることをしはじめます。
水瓶座17度「ガードをしている番犬」
- 「他者との距離感」を取るのが上手
- 行き過ぎや偏りを調整して、人間関係を修正する力
- 「防御力=壁」を作る傾向
公と私の間の行き過ぎを調整する
水瓶座は、16度「机に座っている偉大なビジネスマン」で、自分のビジョンを地上に実現しようとする野望を抱きました。
17度「ガードをしている番犬」では、その野心や動きを調整します。
世の中には、私が公を侵害することもあれば、公が私を侵害することもあります。
たとえば、あまりに個人が自由にお金儲けをし過ぎると、公の利益に反することがありますし、逆に、あまりに社会の管理が強すぎると個人の自由が侵害されます。
そのため、このサビアンシンボルの人は、公と私の間の「行き過ぎ」や「偏り」を調整する働きをすることになるようです。
魚座17度「復活祭の歩道」
「秩序」や「制約」を取っ払い、人々を興奮の渦に巻き込むようなことを考える
魚座は11度~15度で、古くから続く「伝統」や「文化」に関心を持ちました。
16度「ひらめきの流れ」では、対立要素が入り込んできた影響で「サブカルチャー」「裏社会」「娯楽」「オカルト」など世俗的分野に興味が出て来ました。
魚座17度「復活祭の歩道」では、更に一歩進んで、秩序や制約を取っ払い、人々を興奮の渦に巻き込むようなことを考えます。
お祭りのように、人々の生命力を解放します。
こうしたカオスのような場所で「秩序」や「制約」は消えてなくなり、自由な生命力の解放がなされてゆくのです。
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まとめ
今回は、サビアンシンボル「17度」の意味・特長・読み方を解説しました。
ホロスコープの17度は、「瓦礫の山で新たな希望を見出す」です。
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