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プログレス(進行図)の太陽=目標の変化

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前回、「プログレス法(進行図)とは?」で、進行図の太陽はその人の目標の変化を示しているとお伝えしました。

今回は、進行図の太陽によって、あなたの目標が具体的にどう変化して行くのか?を解説します。

プログレスの太陽
目次

プログレスの太陽で「目標の変化」を調べる

進行図の太陽の動きは、1年に1度です。

その1度づつの変化を、サビアンシンボルで読んでも良いです。

ですが、今回は、すこし大雑把に5度ずつに区切って「目標の変化」を読んでゆきますね。

私が愛読している、松村潔先生の著作「旅する72星座占い」「神秘のサビアン占星術」を参考にして解説します。

1つの星座を「5度ずつ」(6つの期間)に分ける

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進行の太陽によって「目標の変化」を見るには、1つの星座を5度ずつのパーツに分割し、6つの期間に分けるとわかりやすいです。

同じ牡羊座でも、

  • 第1の牡羊座(1度~5度)
  • 第2の牡羊座(6度~10度)
  • 第3の牡羊座(11度~15度)
  • 第4の牡羊座(16度~20度)
  • 第5の牡羊座(21度~25度)
  • 第6の牡羊座(26度~30度)

…という「5度ごとのテーマ」に分けて考えるという事になります。

プログレスの太陽の位置

では、プログレスの太陽が、6つの期間のどこにあるかを確認しましょう。

プログレスの太陽の「現在の位置」を確認する

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まずは、現在のプログレスの太陽が「何座の何番目」にあるかを確認しましょう。

上図をご覧ください。

この方のホロスコープは、プログレスの太陽が「第1の牡羊座」にあります。

第1の牡羊座は「まったく新しく生まれ変わる、何もない所から作り出す開拓者」となります。

ですので、この方の状況は「暗中模索しながら、何か新しいチャレンジをしている状況」と読めます。

プログレスの太陽の「未来の位置」を知る

また、プログレスの太陽の未来の位置を知ることによって、今後の流れを把握することが可能になります。

たとえば、先ほどの例ですと、5年ごとに 《第1の牡羊座》→《第2の牡羊座》→《第3の牡羊座》と、プログレスの太陽の位置が変わってゆきます。

すると、プログレスの太陽のテーマは、

  1. まったく新しく生まれ変わる、何もない所から作り出す開拓者
  2. 新しいことや興味のあることにひたすら打ち込む
  3. 新しいことを行い実験する、トライ&エラーを経験する

…のように変わってくるわけです。

くわしくは、後述の「牡羊座の5度ごとのテーマ」をご参照ください。

プログレスの太陽の「未来の位置」の調べ方

shinkoutaiyou3

ちなみに、プログレスの太陽の「未来の位置」は、表したいチャートの日付を変えることによって調べることができます。

進行図の出し方がわからない方はこちら!

進行図「プログレスチャート」の出し方

各星座(サイン)の5度ごとのテーマ

それでは、5度ずつに分割した各星座のテーマを解説します。

ちなみに、最初は「1度~15度までのテーマ」と「16度~30度までのテーマ」に分けて考えると、理解しやすいと思います。

牡羊座

  • 1度~15度までのテーマ→自分探しの旅の始まり
  • 16度~30度までのテーマ→自分の可能性を現実社会の中で生かす
 第1の牡羊座(1度~5度)まったく新しく生まれ変わる、何もない所から作り出す開拓者
 第2牡羊座(6度~10度) 新しいことや興味のあることにひたすら打ち込む
 第3の牡羊座(11度~15度) 新しいことを行い実験する、トライ&エラーを経験する
 第4の牡羊座(16度~20度) 一旦動きを止めて、夢に向かって力を貯める
 第5の牡羊座(21度~25度) 強力なパワーを使い、がむしゃらにチャレンジをする
 第6の牡羊座(26度~30度) (既存のものの中にはない)使命や目的を明確にする

牡牛座

  • 1度~15度までのテーマ→自分の感覚を現実世界と結びつける
  • 16度~30度までのテーマ→自分の個性の確立
第1の牡牛座(1度~5度)生まれ持った才能や感覚や欲望をそのまま打ち出す
第2の牡牛座(6度~10度)自分の才能や長所を自覚しそれを育成する
第3の牡牛座(11度~15度)欲望の実践、自分の感覚を満足させるための消費活動など
第4の牡牛座(16度~20度)自分の感覚よりもっと大きなものに目を向ける、他者の意見に耳を傾ける
第5の牡牛座(21度~25度)個性の確立、夢や目標が見えてくる
第6の牡牛座(26度~30度)自分の才能やセンスを持って世間と関わり始める

双子座

  • 1度~15度までのテーマ→好奇心、知的欲求を満たす
  • 16度~30度までのテーマ→自分の考え、才能の発表
第1の双子座(1度~5度)知的探究心を満足させる、情報のキャッチ
第2双子座(6度~10度)他との競争
第3の双子座(11度~15度)未知への冒険、新たな環境へ飛び込む、試行錯誤
第4の双子座(16度~20度)色々な人や物から影響を受け知識を吸収する
第5の双子座(21度~25度)活発な知的活動、マルチな活動
第6の双子座(26度~30度)知性を社会に活かす

蟹座

  • 1度~15度までのテーマ→家族、家系、地域社会など、狭い範囲の集合社会との結びつき
  • 16度~30度までのテーマ→伝統を受け入れ発展させる
第1の蟹座(1度~5度)集団や伝統への参入
第2の蟹座(6度~10度)環境や他人との一体化
第3の蟹座(11度~15度)自分の思いを周囲に伝える、働きかける
第4の蟹座(16度~20度)社会参加の始まり
第5の蟹座(21度~25度)仲間や集団を作る
第6の蟹座(26度~30度)仲間や集団の中で試行錯誤を重ねる

獅子座

  • 1度~15度までのテーマ→自己表現、創造意欲の噴出
  • 16度~30度までのテーマ→現実の社会における自己表現
第1の獅子座(1度~5度)エネルギー・活力の爆発
第2の獅子座(6度~10度)破壊と創作を進める
第3の獅子座(11度~15度)アイデアや創造性の表現の場を獲得する
第4の獅子座(16度~20度)リラックスした中や遊びの中に創造性を見いだす
第5の獅子座(21度~25度)果敢なチャレンジ
第6の獅子座(26度~30度)創造性を実際の形にする

乙女座

  • 1度~15度までのテーマ→有意義で実用的であるための訓練
  • 16度~30度までのテーマ→知力の限界を悟り、霊性に目覚める
第1の乙女座(1度~5度)細部への集中、鋭い観察力の獲得
第2の乙女座(6度~10度)細部を楽しむ
第3の乙女座(11度~15度)管理力の育成
第4の乙女座(16度~20度)無意識の力、神秘的な力の目覚め
第5の乙女座(21度~25度)仕事能力・実務能力の頂点
第6の乙女座(26度~30度)目に見えないもの、精神的なものへの旅立ち

天秤座

  • 1度~15度までのテーマ→人との関わり、社会との関わり
  • 16度~30度までのテーマ→個人的にも社会的にも均整(バランス)の取れた生き方の追求
第1の天秤座(1度~5度)心をオープンにし新しい仲間を作って行く
第2の天秤座(6度~10度)環境と関わることで夢を実現して行く
第3の天秤座(11度~15度)積極的に人と関わる。知識の探究
第4の天秤座(16度~20度)まだ芽の出ていない未知のものに関わって行く
第5の天秤座(21度~25度)どのような人とでも関わり、交流を広げて行く
第6の天秤座(26度~30度)大きな視野を手に入れる

蠍座

  • 1度~15度までのテーマ→対象との一体化による力の獲得
  • 16度~30度までのテーマ→力を更なる意義あるものに上昇させる
第1の蠍座(1度~5度)心の壁を壊し対象と一体化する
第2の蠍座(6度~10度)どんな壁や限界をも突破する
第3の蠍座(11度~15度)人と人との結びつき。ネットワークや人脈を作る
第4の蠍座(16度~20度)自分の感覚と他人との関係性の調整
第5の蠍座(21度~25度)強烈なパワーと集中力
第6の蠍座(26度~30度)依存からの脱却

射手座

  • 1度~15度までのテーマ→哲学、思想、理想の追求
  • 16度~30度までのテーマ→思想や哲学から、社会問題など現実的テーマへの移行
第1の射手座(1度~5度)独立を勝ち取る、戦うことが生き甲斐
第2の射手座(6度~10度)理想を求めてチャレンジする
第3の射手座(11度~15度)常識を超えた秘密の知識にアクセスする
第4の射手座(16度~20度)精神性や知識を現実に活かす
第5の射手座(21度~25度)更なる向上、更なるグレードアップのためのチャレンジ
第6の射手座(26度~30度)知識や精神性を実社会で役立てる

山羊座

  • 1度~15度までのテーマ→自分の生き方を完成させる
  • 16度~30度までのテーマ→普遍的な物の見方の育成
第1の山羊座(1度~5度)社会的成功を目指す
第2の山羊座(6度~10度)社会への同調と貢献
第3の山羊座(11度~15度)特異な組織、マニアックな集団などへの参加
第4の山羊座(16度~20度)集団や社会の中で心の大切さを取り戻す
第5の山羊座(21度~25度)実際の社会での活躍
第6の山羊座(26度~30度)より大きな視野を持って活躍する

水瓶座

  • 1度~15度までのテーマ→普遍性の追求
  • 16度~30度までのテーマ→普遍的生き方の完成
第1の水瓶座(1度~5度)独自のスタイルを貫く
第2の水瓶座(6度~10度)社会に心を縛られない
第3の水瓶座(11度~15度)俯瞰的な視点を手に入れる
第4の水瓶座(16度~20度)自分のエゴをなくしより大きな視点を手に入れる
第5の水瓶座(21度~25度)大きな目的のために自分をコントロールする
第6の水瓶座(26度~30度)すべてのこだわりから切り離されより大きな流れを受け入れる

魚座

  • 1度~15度までのテーマ→あらゆる柵(しがらみ)を溶かす
  • 16度~30度までのテーマ→永遠への回帰
第1の魚座(1度~5度)混沌との一体化
第2の魚座(6度~10度)大きな目的に身を捧げる
第3の魚座(11度~15度)神秘的なもの究極のものを求める
第4の魚座(16度~20度)神秘力・霊感を発揮する
第5の魚座(21度~25度)インスピレーション・スピリチュアルな力に動かされる
第6の魚座(26度~30度)本当の自分を知り、次の旅立ちの準備を始める

まとめ

今回は、プログレス図(進行図)の太陽による目標の変化について解説しました。

このように、プログレスの太陽の動きを読むことによって「その人の目標がどのように変化してくるのか」がわかりますね?

皆さんもぜひやってみて下さい。

今回の記事は、松村潔先生の「旅する72星座占い」「神秘のサビアン占星術」を参考にして書かせて頂いてます。

両方とも名著ですよ。

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