太陽は、その人の「人生の目的」を表します。
太陽がどのハウス(室)に入っているかは、とても重要です。
なぜなら、太陽のハウスは「その人の人生がどんな分野で開花するのか?」を示しているからです。
今回は、太陽が入っている12のハウスで、人生の切り開き方や使命を調べてみます。

ハウスとは?
星座(サイン)が、惑星の性質を表すとすれば、ハウスは、その力が発揮される分野や場所を表します。
そのため、その惑星の具体的な働き方がわかるのです。
太陽のハウスで占う「人生の切り開き方」
さあ!あなたの太陽は、どのハウス(室)に入っていますか?
太陽のハウスを占えば「人生の切り開き方や使命」がわかるかもしれませんよ!
第1ハウスの太陽
第1ハウスの太陽は、自分自身で人生を切り開きたい人の配置です。
「そのまんま」や「自己流」がキーワード。
ありのままで、まわりから愛される人です。
また、その楽観性が成功を引き寄せるでしょう。
可能性は無限大。どんどん「自分らしさ」を押し出してゆきましょう。
しかし、自己主張が強いだけで他人に無関心では、嫌われてしまいます。
そこは注意しましょう。
第2ハウスの太陽
第2ハウスの太陽は、物心両面でリッチな生き方ができる人の配置です。
ガツガツと社会に働きかけるのではなく、自分の中にある「もともとの資質」を掘り出す…そんな生き方によって、満足な人生を送れます。
松村先生は「音楽、絵画など五感に訴える芸術への高い関心か、才能を持つ」とおっしゃってます。
第3ハウスの太陽
第3ハウスの太陽は、知的な力を持つ人の配置です。
柔軟性や適応力があり、多芸多才かもしれません。
たいていのことはこなせるし、すんなりと、会社や地域社会に溶け込むことができるでしょう。
知識欲が旺盛なので、本を書くとか、IT・Web系の職業などが向いていそうです。
ただし、飽きやすかったり、子供っぽい人も多いです。
結果的に無責任になってしまう人もいます。
第4ハウスの太陽
第4ハウスの太陽は、知性よりも心を重視する人の配置です。
良心的で温かい心の持ち主であることが多いようです。
エリア・ウォーマー(その場にいる人の心を暖かくする人)としての力があります。
ですので、ただその場にいるだけで重宝されそうです。
松村先生は
- 古風で保守的な人生観を持つ。
- 脈々と流れる伝統的な価値観の中に、自分のアイデンティティを見いだす。
- そして、その良識の基準点になろうとする。
・・・とおっしゃてます。
心の面が強いので、宗教家などにも向くかもしれません。
第5ハウスの太陽
第5ハウスの太陽は、奔放なエンターティナーの配置です。
冒険や遊び…ワクワクの人生を送ることができます。
自分が楽しいだけではありません。
周りの人に楽しみや明るさをもたらすことができるし、人気運があります。
芸術や芸能に適性がありますし、女性は恋愛も多くなりそうです。
臆することなく、ドラマティックな人生をエンジョイしましょう。
ただし、奔放過ぎて、あまり他人に迷惑をかけないように注意です。
第6ハウスの太陽
第6ハウスの太陽は「人の役に立ちたいという気持ち」があり、自分を訓練してゆくことができる配置です。
要求される仕事を、忠実にこなすことができます。
使命感や責任感が強いので、会社員や秘書的な仕事などにも向いています。
キチンとした組織でその力を発揮すれば、どんどん運命が開いてゆくでしょう。
ただし、完全主義や仕事中毒にならないように注意しましょう。
第7ハウスの太陽
第7ハウスの太陽の人は、パートナー次第の運命なところがあります。
結婚や仕事の相手によって、自分の能力が引き出されてゆくでしょう。
組織のNO2などにも向いています。
良いパートナーを得られれば、どんどん人生がグレードアップします。
また、商売をしている人にとっては、お客さんはパートナーになります。
ですので「どのようなお客さんを集められるか」が商売の成否を左右するでしょう。
他人の協力によって人生が開くタイプです。対人関係を大切にしましょう。
とは言え、パートナーに甘え過ぎてはいけません。
大事なことは、自分自身でしっかりと判断をしましょう。
第8ハウスの太陽
第8ハウスの太陽の人は、組織やグループと深く関わることによって人生が大きく変貌してゆくでしょう。
秘密結社などに関わる人もいるかもしれません。
また、先祖や親、あるいは、師の意志を継承することで、人生が開いてゆくことも多いでしょう。
- 生死に関係すること(病院・医療・葬儀・出産)
- オカルト(神秘学)
- 相続、継承すること(遺産相続)
- 調査・資金運用関係(保険・金融)
- 性的なこと(風俗産業)
…などに向いているかもしれません。
通常とはちょっと違う世界で、活躍すると良いかもしれませんね。
一風変わったテイストを持っていることが多いので、変人あつかいされる事も。
第9ハウスの太陽
第9ハウスの太陽の人は、抽象的なこと、精神的なこと、哲学的なことが得意な人かもしれません。
学術的な分野や文化的な分野で成功を収める可能性があります。
宗教、哲学、教育者、出版関係、ライターなどに向いているかも。
何かテーマを持ち、研究を続ければ運が開けてゆくでしょう。
異文化との関わりや海外での活動にも向きそうです。
しかし、現実的なこと、地上的なことが苦手な人が多いので、時には地に足をつけてルーティンワークに身を投じてみることも必要です。
第10ハウスの太陽
第10ハウスの太陽は現実社会で力を発揮し、地位を上げてゆくことができる配置です。
キャリア志向の人が多そうです。
組織の意向に沿って活躍できるので、出世できそう。
女性で10ハウス太陽の人は、年上の人や社会的ステータスが高い人が好みかもしれません。
まれに、プライドが高く尊大な人がいるようです。
嫌われないように注意が必要です。
第11ハウスの太陽
松村先生は、11ハウスに関して以下のようにおっしゃってます。
- 10ハウスは社会的な達成の頂点。
- だが、ローカルな場所(10ハウス)での自己達成は制限が大きく、本当の意味での希望を満たす場所ではなかった。
- このことに気づいたとき、もっと普遍的で大きな達成を求めて、個人の活動の場は第11ハウスに移行する。
- 10ハウスが今の社会だとしたら、11ハウスは未来の社会を夢見て、まだ認められていないようなことを始める。
- それは、未来にこうなるべきであるというビジョンのもと、社会を改革するような活動になる。
11ハウスの太陽の人は今ある現実よりも、もっと未来に目を向けたいと思ってるかもしれません。
特定の地位や職場に縛られることは苦手ですので、仕事以外に何かの活動をすることが増える可能性があります。
社会を良くするために、改革運動や講習会などに参加する人も多いでしょう。
また、交友関係の中で力を発揮することもできそうですね。
親しいグループや友達と一緒にいる時などに、活躍のチャンスがあるかもしれません。
電波系あるいはオタク系で、才能を発揮する人も…。
いずれにしろ、社会常識に縛られないことで力を発揮できそうです。
第12ハウスの太陽
第12ハウスの太陽の人は、深い意識を持っている人です。
求道者と言っても良いくらいの人もいるのでは?
世間離れしたところがあるでしょう。
自分自身を含め、人々をあらゆる縛りから解放する力があります。
ですので
- 宗教家
- 芸術家
- セラピスト
- 精神分析家
- 社会福祉
…などで成功しやすいでしょう。
裏方の仕事も向いています。
しかし、隠遁者になりやすいので注意しましょう。
まとめ
今回は「太陽のハウス」による、人生の切り開き方や使命を解説しました。
太陽が入っているハウス(室)によって、活躍できる分野はマチマチ。
自分の運命が開く分野に関われると良いですね。
こちらの記事は、松村先生の「完全マスター西洋占星術」を参考にしています。
この本は、占星術を学ぶならぜひオススメしたい一冊です!
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