金星が表すもの…それは「○○が好き」というような、自分の嗜好(しこう)です。
ですので、趣味や道楽などに関係があります。
また、金星は、他人に心地よい感じを与える「魅力の星」でもあります。
金星がどのハウス(室)に入っているかで、あなたの嗜好や魅力が
- どんな場面で展開されるか?
- どのように発揮されるか?
…がわかるかもしれません。
今回は、金星が入っている12のハウスについて解説します。

金星のハウスでわかる「あなたの嗜好と魅力」
では、ホロスコープの金星が入っている12のハウスを見てゆきましょう。
ご自分のハウスがわからない方はハウスを調べる方法をご覧ください。
1ハウスの金星
1ハウスに金星がある人は、愛情が豊かで優しい人です。
人を傷つけないよう気をつける、ナイーブさを持ち合わせています。
また、生まれながらにして可愛らしさや美貌を持つ人が多く、人を惹きつける魅力があるでしょう。
自分自身でも、「魅力的でありたい」と思い、そのようにふるまうことも多いのではないでしょうか。
ただし
- 情に流されやすい
- 依頼心が強い
- 努力があまり好きでない
…などの傾向があるかもしれません。
2ハウスの金星
2ハウスの金星は、物質的に贅沢をしたい気持ちが強まるでしょう。
自分の魅力を活かしたり、好きなことをすることで、経済的に豊かになることができます。
趣味や道楽で収入を得ることも可能でしょう。
音楽や絵画など、アートの才能がある人も多いようです。
3ハウスの金星
3ハウスの金星は、朗らかなコミュニケーション能力があります。
楽しい会話ができるので、相手を飽きさせません。
広く浅く、バラエティーに富んだ情報を集めることが上手のようです。
4ハウスの金星
4ハウスの金星はのほほんとして、楽天的な印象を他人に与えるかもしれません。
暖かい情があり、安心できるキャラとして重宝されるでしょう。
家庭を築くことに喜びを感じ、家の中を平和で「ほんわか」したものにする才能がある人も多いようです。
5ハウスの金星
5ハウスの金星は感性が若く、元気があります。
子供にも人気があり、人を元気にするパワーを持っていそうです。
松村先生は「5ハウスの金星は、気楽で楽しい生活を堪能することを意味する」とおっしゃってます。
恋愛を楽しんだり、遊ぶことが好きそうです。
6ハウスの金星
6ハウスの金星は、人のために働くことに喜びを感じるでしょう。
親切でサービス精神があるので、職場で人気が出そうです。
奉仕活動、サービス業、ファッション関係、美容・健康関係などの仕事に向いていそうです。
7ハウスの金星
7ハウスの金星は、楽しくて平和な人間関係が好きそうです。
パートナーにも、そのような人を選ぶでしょう。
松村先生は「愛嬌ある結婚相手を選ぶ」とおっしゃってます。
8ハウスの金星
8ハウスの金星は相手の気持ちに敏感で、人の気持ちが良くわかります。
また、ちょっと甘えん坊で、セックスアピールがありそうです。
金星の年齢期の16歳~25歳で性的体験をすることがあるかもしれません。
松村先生は「他者と深く結びつくところに喜びがある」とおっしゃってます。
他人からカワイがられる、小悪魔的な魅力を持っているかもしれません。
また、結婚によってポケットマネーが増えるようですよ。
9ハウスの金星
9ハウスの金星はどことなしに洗練され、哲学的魅力があるかもしれません。
愛情に、精神性、哲学性、文化性が加わる配置です。
ですので、生活臭のある平凡な恋愛や結婚には向かないかもしれません。
松村先生は、
- 愛情は理念的。すなわち、皮膚感覚なところに基づく愛ではない。
- 道徳、倫理、博愛などの精神性が加わった形での、理想的な愛情生活を求める。
- グレードアップする愛情なので、じっと同じ相手と愛情生活を続けるのは苦手。
…と、おっしゃってます。
稽古事や習い事を好きな人が多く、また、海外で楽しい出来事に出会いやすいようです。
10ハウスの金星
10ハウスの金星は、社会的にステータスを得ることが好きかもしれません。
華のある雰囲気で、人気を得ることができるので、芸術的、芸能的、社交的な職業が良いようです。
松村先生は
- 自分を演出することにたけている。
- 年長者を持ち上げるのがうまい。
- ファッション関連、美容、レジャー、エンターテイメント関係などに向いている。
…とおっしゃってます。
ただし、純粋に会社勤めや社会集団に属するのが好きという人もいるでしょう。
11ハウスの金星
11ハウス金星は、ヒューマニズム的かもしれません。
性別、人種、年齢などで人を差別せず、わけへだてなく接することができます。
ですので、友達が多いかもしれませんね。
趣味や楽しみを共有しつつ、友達の輪を広げることができるでしょう。
適度な距離を保ちながら、人とかかわることができます。
SNSなどネット上で、交流を深めることも得意そうです。
第12ハウスの金星
12ハウスの金星は占いが好きだったり、「すみっコぐらし」が好きだったり…日の当たらないことに、心をときめかすかもしれません。
また、恋愛に対して、日常ではあり得ないロマンを求めることもあるようです。
たとえば、相手が王子様だったり、宇宙から来た人だったり…そんな非日常的なことを望んでいるかもしれません。
12ハウスが金星の人は、そんな普通の人と違った嗜好と魅力をそなえています。
松村先生は「博愛としての奉仕に目覚めると落ち着く」と、おっしゃってます。
まとめ
今回は、占星術の「金星の12のハウス」について解説しました。
金星が入っているハウス(室)によって、嗜好や魅力は違います。
ぜひ、ご自分の魅力を活かしてくださいね。
この記事は、松村先生の「完全マスター西洋占星術」を参考にしています。
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