実は、私の出生図もインコンジャンクトが多いんです。
ホロスコープに150度を持ってる人は案外多いと思います。
マイナーアスペクトとして軽視されがちな150度ですが、占星術の占い師になるなら読めるようになっておくべきです。
本日は、ホロスコープのインコンジャンクト・・・つまり、アスペクト150度は
- どんな意味があるのか?
- どんな性格になるか?
- 有名人の例は?
・・・などを解説してゆきます。
インコンジャンクト(別名:クインカンクス)はどんな角度?
占星術のアスペクトで代表的なものは、0度、60度、90度、120度、180度。
これらはメジャーアスペクトと呼ばれ重視されてます。
インコンジャンクトの角度は150度
インコンジャンクトは別名クインカンクスと呼ばれているアスペクト。
角度は150度です。
この角度は、今までマイナーアスペクトとされてました。
ですが最近は、だんだん重要視されつつあります。

インコンジャンクトの意味

では、占星術のアスペクト「インコンジャンクト」にはどんな意味があるのでしょうか?
松村潔先生の著作を参考にさせて頂きながら解説します。
(松村先生は、西洋占星術の日本におけるオーソリティーです)
使いこなすのに苦労するハードアスペクト
インコンジャンクトはハードアスペクトとされることが多いです。
ハードアスペクトとは、葛藤や困難を生み出しやすい角度のこと。
インコンジャンクトは、共通点がまったくない2つの性質を結びつけなければなりません。
なので、使いこなすのに苦労するのです。
共通点がないので、そのままでは使いにくい
同じハードアスペクトでも、スクエア(90度)は3区分で共通点があります。
宮が同じなので
- 活動宮なら活動宮どうし
- 固定宮なら固定宮どうし
…の結びつきがあるわけです。
ですが、150度は3区分にも4元素にも共通点がありません。
つまり、共通点がない星どうしの結びつきになります。
なので、そのままでは、とても使いにくいアスペクトなのです。
自然体のままではなく、努力・訓練が必要
松村潔先生は『アスペクト解釈大事典』の中で、インコンジャンクトに関して以下のように述べています。
努力、訓練、改造などを表します。
たいていの場合、筋違いのところとかミスマッチなものを結びつけることが多く、それは新しい能力に関係します。
通常ならば我慢がならないようなものを、訓練課題として受け入れ、やがては、うまく使いこなすのが150度なのです。
自然体のまま生きるということより、何か努力するという姿勢を持つことになるので怠慢でない人になります。あるいは、なれます。
インコンジャンクトには、以下のような意味がありそうです。
- 努力や訓練をして新しい能力を開発してゆく
- ミスマッチなものを結びつけ、努力して使えるものにしてゆく
- 常にバージョンアップしてゆかざるを得ない

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インコンジャンクトが多い有名人:湯澤剛氏
ホロスコープに150度が多い有名人には、株式会社ユサワフードシステムの湯澤剛氏がいます。
- 土星と天王星
- 火星と木星
- 月と金星
…などのインコンジャンクトをお持ちです。
湯澤剛氏のプロフィール
サラリーマンをしていたある日、事業経営者だった父が急逝し、突然40億円の負債を背負った湯澤剛社長。
借金返済のいきさつと返済に奮闘する日々の詳細は著書「ある日突然40億円の借金を背負う❘それでも人生はなんとかなる。」(PHP刊)に詳しいが、その素顔は…。
湯澤剛氏プロフィール「ある日突然背負った40億円は完済した。これからは人々を勇気づける側に回りたい!」
借金40億円を引き継ぎ、完済した壮絶人生
湯澤剛氏の著書『借金40億円を返済した私の仕事術』を読みました。
「ほんとうに壮絶な人生だな」と驚きました。
バラ色のサラリーマン生活を満喫していた氏は、父上の逝去をきっかけに借金40億円の居酒屋グループを引きつぐことになります。
- メガバンクや国税局からの容赦ない督促
- 取引先への謝罪・交渉
- ボロボロの経営状態の再建
・・・筆舌に尽くしがたい苦難が、次から次へと降り注ぎます。
16年かけて組織を立て直し、40億の借金を完済
しかし、氏は、居酒屋経営というまったく未知の世界で一つ一つ問題を解決してゆきます。
- 借金返済のための資金繰り
- ダメになった組織を立て直す
- 問題社員のやる気を引き出す
泥の中を這いずり回りながら、16年かけて組織を立て直し、社員との信頼関係を再構築しました。
その結果、40億の借金を完済したのです。
最悪の時、どうやって自分の心を支えるか?
そして、何より大変だったのは「最悪の時、どうやって自分の心を支えるか?」でした。
- 自分と感情を切り離す
- すべて「自分が源」と考える
- マイナスの言葉を言い換え、プラスの言葉だけ使う
- 我欲を捨てる
…などなど。
氏は恐怖心を克服し、正気を保つための心がけと考え方を実践し、未曽有の危機を乗り切ります。
生き地獄のような人生に叩き込まれた氏ですが、そこから学びとったことは本物の宝でした。
氏は、その宝を「経営者向けの講演会」で多くの人に伝える活動もしています。
インコンジャンクトは「人生をより良いものに作り替えるパワー」がある
湯澤剛氏のことを知ってから、改めてインコンジャンクトの持つ性格を考えてみました。
インコンジャンクトがある人は、
- 常に努力のできる人
- 会社や組織を改善してゆく能力がある
- 普通では無理と思われることでもあきらめない
・・・こんな性格の人が多いのではないか?と思います。
まとめると、自分の人生を「より良いもの」に作り替えてゆくパワーがある人だと思います。
しんどいことも多いが、学びも多い人生
私もインコンジャンクトが多いですが、そのままではダメな人間だと感じます。
常に努力して、自分の人生をバージョンアップしてゆかないと、エネルギーが湧いてこないんです。
インコンジャンクトがある人は、しんどいことも多いですが、学びも多い人生です。
まとめ
今回は、インコンジャンクトの意味!アスペクト150度が多い人の性格は?について解説しました。
ホロスコープにインコンジャンクトが多い人は、努力して人生を「より良いもの」にバージョンアップできる人です。
占いの鑑定では、ついついスルーしがちなインコンジャンクトですが、改めてとても重要なアスペクトだと思いました。
皆さんも、ご自分のアスペクトを見直してみてはいかがでしょう?
新しい発見があるかもしれませんよ!



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