水星は知性の星です。
水星は、あなたが「この社会でちゃんと生活を維持できる」よう、あなたの知性をコントロールしています。
水星がどのハウス(室)に入っているかで、あなたが、どんな分野で知性を活かせるのか?がわかります。
今回は、水星が入ってる12のハウスについて解説します。

ハウスとは?
星座(サイン)が、惑星の性質を表すとすれば、ハウスは、その力が発揮される分野や場所を表します。
そのため、その惑星の具体的な働き方がわかるのです。
水星のハウスでわかる「あなたの知性が活きる分野」
では、水星のハウスで「あなたの知性が活きる分野」を占ってみましょう。
ご自分のハウスがわからない方は、ハウスを調べる方法をご覧くださいね。
1ハウスの水星
1ハウスの水星は、好奇心が強く、飲み込みとレスポンス(反応)が早いでしょう。
頭脳明晰。しかも弁舌が立つ人が多いようです。
自分の意見を通したり、自己主張をしたり…外交交渉をするのにもってこいの知性です。
2ハウスの水星
2ハウスの水星は、じっくりと考える能力があります。
学者、研究者、文筆業など、知性を活かした職業が合っているでしょう。
また、経済動向など「いかに物事が動いているか?」をスピーディーに判断することもできます。
ですので、アナリスト、流通業、営業などにも才能を発揮しそうです。
「知的能力」を生かすことで、経済的に成功することが可能です。
3ハウスの水星
3ハウスは、 水星が力を発揮しやすい場所です。
情報産業、文筆活動、語学、科学などで才能を発揮できるでしょう。
また、自在に動けるフットワークの良さがあります。
常に動き続ける仕事…運送関係、発送関係などでも能力を発揮できそうです。
ただし、落ち着きがなく常に動いていることが多いので、オーバーワークで神経を疲れさせないように注意しましょう。
また、アスペクトによっては「情報過多」の傾向もあるようです。
4ハウスの水星
4ハウスの水星は、温厚で常識的な性格の持ち主です。
伝統的なもの、古いものに関心がある人が多いでしょう。
松村先生は「よい意味での平凡さと、当たり前の人間らしい発想を持つ」とおっしゃってます。
農業、酒屋、陶磁器造り、不動産関係など、大地に密着した仕事で知性を発揮できそうです。
自宅での仕事も向いているでしょう。
5ハウスの水星
5ハウスの水星は、夢や想像力を具体化する力があります。
物語を作る才能があるので、シナリオライターなどに向いているかもしれません。
また、多くの人と楽しくコミュニケーションをする才能もあります。
美容師、ファッション関係、娯楽産業などでも能力を発揮できるでしょう。
企画力に恵まれるので、何かを提案・立案する仕事も良いようです。
6ハウスの水星
サインにもよりますが、水星が6ハウスにある方は、たいていの事はこなせてしまうマルチプレイヤーです。
分析力があり、物事を合理的・実利的に考えられるので、どんな仕事でも能率良くこなせるでしょう。
頭脳労働、宣伝部門、健康関係、教育関係などに向いています。
OA環境にもすんなりなじめそうです。
ただし、考え過ぎ、心配し過ぎの傾向がありそうです。
それによって、神経を壊さないように注意が必要です。
松村先生は
- 仕事ぶりは細かい。
- 枠の中では有能。
- ただし、自分の能力の限界を超えることには消極的。
・・・とおしゃってます。
7ハウスの水星
7ハウスの水星は知的なパートナーとの縁があり、パートナーの意志や思想を具体化する能力があります。
しかし、他人の思想から影響を受けやすいので「どのような人をパートナーに選ぶか?」が重要でしょう。
ウワサ話好きなところがあり、周りの人から、知識や情報を得るのが上手です。
サインによっては、「心理学」や「カウンセリング」などにも秀でることでしょう。
8ハウスの水星
8ハウスの水星は物事を深く考え、探究する力があります。
心理学のようなものに興味がある人が多いのではないでしょうか?
松村先生は「推理、連想、直観などを磨くと、才能が開発される」とおっしゃってます。
「推理小説作家」なんか、良さそうですね。
医療、出産、葬儀、風俗産業、オカルトなどで才能を発揮する人も多そうです。
9ハウスの水星
9ハウスの水星は、まじめで信心深く、教養のある人が多いでしょう。
具体的なことではなく、抽象的なことを解読する能力があります。
常に真理を探究しているようなところがありますので、学者、教師、宗教関係者などに向いているかもしれません。
松村先生によると
- 文学的な才能を持つ人
- 外国語の習得にたける人
・・・も多いようです。
10ハウスの水星
10ハウスの水星は、知性に関係するあらゆる職業で成功しやすいようです。
分析、調査、批評、著述、制作、情報処理など…あらゆる「知的職業」で才能を発揮できそう。
また、知識を世の中に広める能力も持っているので、作家をめざすのも良さそうです。
しかし、職業をコロコロ変えやすいところもあるようです。
11ハウスの水星
11ハウスの水星は、先進的な情報に敏感です。
他人からすると「?」と思われがちなマニアックなことを極める能力もありそう。
ネットやサークルを通じて、同じ趣味の仲間と交流したりするのが好きかもしれません。
好きなことを追求することで、才能が花開きそうです。
松村先生によると、
- 知的な学習会などに参加する人も多い。
- 副業を持つと、神経のバランスを取りやすい。
…とのことです。
12ハウスの水星
12ハウスの水星は、霊感、直観、鋭い洞察力があります。
言葉ではなく雰囲気や波動によって、本質を見抜く能力がある人が多いようです。
他人の問題を分析する能力があるので、心理カウンセラーなどの職業も良さそうです。
ただし、過敏なところがあり、小さなことが気になりがちかもしれません。
あまり心配性になり過ぎないように気を付けましょう。
松村先生によると、
- 公の場で発言したりするのは得意ではない。
- 一人でコツコツと文章を書くと才能が育つ。
…ようです。
静かな環境で、孤独に仕事をするのも良いかもしれません。
まとめ
今回は、占星術の「水星が入ってる12のハウス」について解説しました。
能力を活かせる分野で勝負すれば、仕事でも成功できますよね?
水星のハウスで、知性が発揮できる分野を知っておきましょう。
きっと、就職なんかで役に立つ時がきますよ!
こちらの記事は、松村先生の「完全マスター西洋占星術」を参考にしています。
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