占星術では、12星座を3つの区分に分けています。
以前お伝えした、2つの区分は「男性宮」or「女性宮」(陰陽の区分)でした。
今回の区分は、
- 活動宮
- 固定宮
- 柔軟宮
…の3つです。
本日は、占星術の3区分について説明します。

占星術の3区分とは?
占星術では、12星座を以下の3つの区分に分けてます。
- 活動宮
- 固定宮(不動宮)
- 柔軟宮
これは、行動特性と言われており、これによって「どのような動きが得意か?」がわかります。
私たちのホロスコープの各惑星は、この3つの区分のどれかに属していることになります。
各星座(サイン)は、どの区分になる?
3区分 | 星座(サイン) |
---|---|
活動宮 | 牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座 |
固定宮 | 牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座 |
柔軟宮 | 双子座、乙女座、射手座、魚座 |
実際に、12星座(サイン)を、この3区分で分けてみましょう。
すると、上記の表のようになります。
活動宮に属するサイン

活動宮には
- 牡羊座
- 蟹座
- 天秤座
- 山羊座
…が属しています。
これらは、四季のスタート点(春分、夏至、秋分、冬至)に当たる星座です。
季節のスタートですので、いずれも「活動宮」になります。
固定宮(不動宮)に属するサイン

固定宮(不動宮)には、
- 牡牛座
- 獅子座
- 蠍座
- 水瓶座
…が属しています。
活動宮で始まった動きを、不動宮で持続させてゆくことになります。
柔軟宮に属するサイン

柔軟宮には、
- 双子座
- 乙女座
- 射手座
- 魚座
…が属しています。
不動宮で持続していたエネルギーが柔軟化して、次の変化を迎え入れる体制に入っています。
占星術の3区分の特長
それでは、3区分の特長を見てみましょう。
- 活動宮→スタートさせる力
- 固定宮→定着・維持する力
- 柔軟宮→調整する力
…です。
1.活動宮の特長
活動宮の長所は、スタートさせる力や働きかける力があるところです。
短所は、維持力が弱いところです。
長所
- スタートさせる力
- 常に自分から働きかける
- 積極的に取り組む
短所
- 維持する力が弱い
- 軽挙妄動しやすい
- 休みが少ない
- 言いっぱなしでフォローがない
2.固定宮の特長
固定宮(不動宮)の長所は、決めたことを維持する力です。
短所は、柔軟性がないところです。
長所
- 強い意志
- 持久力・安定感がある
- 維持や持続をする力
- 業績を残す力
- 長期にわたって一つの作品を仕上げる粘り強さ
短所
- ガンコ
- 適応力不足
3.柔軟宮の特長
柔軟宮の長所は、柔軟性・順応性のあるところです。
短所は、決断力が弱いところです。
長所
- 調整する力
- 順応性
- 活動と固定の隙間を埋める役割
- 休みなく変化する
短所
- 決断力や積極性が弱い
- 周囲の事情によって動かされやすい
- 迷いやすい
占星術の3区分の名称
ホロスコープの3区分には、色々な名前があります。
以下を覚えておきましょう。
3区分の色々な名前 | ||
---|---|---|
活動宮 | 活動サイン | カーディナル |
固定宮(不動宮) | 固定サイン | フィックスド |
柔軟宮 | 柔軟サイン | ミュータブル |
3区分をチェックしてみよう!
さて、皆さんのホロスコープは、どの区分が多いですか?
10個ある天体を「活動」「固定」「柔軟」に分けてみると、あなたの行動特性がわかりますよ。
ちなみに、私の場合は、
- 活動宮⇒3個
- 固定宮⇒4個
- 柔軟宮⇒3個
でした。
…全体的にバランスは取れていますが、強いて言えばちょっとガンコのようですね。
皆さんも、ご自分のホロスコープの3区分をチェックしてみてくださいね。
こちらで星座を調べて、分類できます。
当記事は、松村潔先生の「完全マスター西洋占星術」を参考にさせて頂いてます。
名著ですので、ぜひ読んでみてくださいね。