西洋占星術には「アスペクト」という考え方があります。

アスペクトとは、星と星が作る「角度」です。

この角度によって、私たちの運勢が違ってくるのです。

このコーナーでは、「月と水星のアスペクト」を解説します。

「月」と「水星」のアスペクトは何を表す?

では、「月」と「水星」のアスペクトは何を表しているのでしょうか?

会話のスムース度

月は「感情」、水星は「コミュニケーション能力」です。

人は感情を表現しながら話をする時が、一番気持ち良く、また、自然に話せるものです。

月と水星のアスペクトは「会話のスムース度」を表します。




「月」と「水星」の各アスペクトの意味

では、月と水星のメジャー・アスペクト

  • コンジャンクション(合)
  • セクスタイル(60度)
  • スクエア(90度)
  • トライン(120度)
  • オポジション(180度)

…の意味について解説します。

コンジャンクション(合)

月と水星がコンジャンクション(合)の人は、素直な気持ちを表現できるでしょう。

また、人の話を素直に聞ける人が多いでしょう。

松村先生は「素直な気持ちの表れた会話能力は、会話の必要な営業職やカウンセラー、ライターなどに役立つ。」とおっしゃっています。

ただし、この配置の人は、情緒と知性が分離しずらいところがあります。

ですので、

  • 物事を理性的に理解できない
  • 他人から見て、えこひいきな人に見える
  • 人と話していて、無意識に個人的な感情が顔に表れてしまう

…なども、あるかもしれません。

セクスタイル(60度)

月と水星がセクスタイル(60度)の人は、物知りで説明がうまい人が多いかもしれません。

松村先生によると、この配置の人は

「なかなか言葉にできない感情を、適切な、上手にフィットした言葉にすることができる」

…ようです。

スクエア(90度)

月と水星がスクエア(90度)の人は、感情が安定しないかもしれません。

メンドウな事や、自分がスムーズに理解できない事などを言われると、カッとなりやすいことも…。

また、いちいち人をイラつかせるようなことを言う人かもしれません。

松村先生は「単純に言えば、悪口を言うというような話でもあります。」とおっしゃってます。

魔女っ子

もちろん、この配置をちゃんと使いこなせている人は、そんな風にはなりにくいと思いますが…。

また、松村先生は「(この配置を)上手く扱えると、無意識情報を意識化できる能力を発揮する人になる」とおっしゃってます。

…夢占いの達人みたいな人になれるかもしれませんネ。

トライン(120度)

月と水星がトライン(120度)の人は、人の気持ちを良く理解できる。

相手の言いたいことを察することができるだけでなく、自分の感情も言語化しやすいでしょう。

明るいおしゃべりが好きが多く、感情が乗るので、若干大げさな表現をしがちのようです。

松村先生は

  • 自己表現が秀逸
  • 相手の本音を引き出し、自分の本音を正直に発言する
  • ただし、表現力がやや単調になる傾向がある

…とおっしゃっています。

オポジション(180度)

月と水星がトライン(180度)の人は、黙って聞いていられないことが多いようです。

魔女っ子

何かにつけ一言多い!?

小言を言いがちかもしれません。

また、うっかりと「失言」してしまうことも多いようです。

月の持っている「個人的な感情」が漏れ出てしまうというわけです。

松村先生の「アスペクト解釈大事典」より
  • アナウンサーがこのアスペクトを持つと、上司から叱られることが多いかもしれません。放送時、うっかり自分の気持ちを出してしまうのです。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

月と水星のアスペクトは、「円滑なコミュニケーション」をする上でとても大切ですね。

皆さんも、ご自分のアスペクトをチェックしてみてくださいね。

ちなみに、当記事は「完全マスター西洋占星術」と「アスペクト解釈大事典」を参考にさせて頂いてます。

魔女っ子

「他の星のアスペクトの意味」を調べたい方は、ホロスコープのアスペクト一覧をご覧ください。