西洋占星術にはアスペクトという考え方があります。
アスペクトとは、星と星が作る「角度」です。
この角度によって、私たちの運勢が違ってくるのです。
火星は、
- チャレンジ
 - 行動力
 - 攻撃力
 - 熱・活気
 
…などを表しています。
そのため、「火星×惑星」のアスペクトは、自分の行動エネルギーがどのように発揮されるか?を表すことになります。
このコーナーでは、火星と木星のアスペクトを解説します。

火星と木星のアスペクトの意味
では、火星と木星のアスペクトはどんな意味になるのでしょうか?
明るく前向きな「発展力」
火星は「行動力・チャレンジ」、木星は「明るい拡大作用」を表します。
そのため、このアスペクトは、明るく前向きな発展力を表わすと言って良いでしょう。
また、木星を「社会性」とすると、このアスペクトは健全な社会活動を活発化させるという意味にもなります。
火星と木星の各アスペクトの意味

では、火星と木星のメジャー・アスペクト
- コンジャンクション(合)
 - セクスタイル(60度)
 - スクエア(90度)
 - トライン(120度)
 - オポジション(180度)
 
…の意味について解説します。
コンジャンクション(合)
火星と木星がコンジャンクションの人について、松村先生は「時代変遷に合わせた形で意志が発生する」とおっしゃっています。
ブームに乗って、行動が展開しやすいというわけですね。
ですので、
- 起業ブームの時は起業する
 - 宝くじが評判の時は宝くじを買う
 
・・・というような具合になるようです。
また、木星の「広げる性質」に火星の「熱」が加わりますので、イケイケドンドンで、どんなことにも手を広げてゆくことになるでしょう。
ちなみに、合(コンジャンクション)の場合は、無自覚で突き動かされてゆきます。
セクスタイル(60度)
セクスタイルは、外部あるいは別分野からの援護を意味します。
木星はチャンスを増やすので、外からのチャンスによって、火星はやる気をあおられてゆきます。
松村先生は「木星は努力しなくても拡大する。 なので、火星からすると忍耐や努力や無理な行為がさほど必要ないまま、助けになる。」とおっしゃってます。
火星と木星がセクスタイルの人は「さほど苦労せずにチャンスをつかみやすい」ところがあるのでしょうね。
スクエア(90度)
火星と木星がスクエアの人は、予想外のところからの援助(木星)があります。
その結果、行動(火星)は脱線しやすくなります。
松村先生は、
- 思わぬことに熱中してしまい、無駄が多い。
 - だが、慎重にしようとすると元気がなくなる
 
…とおっしゃってます。
ですが、脱線も悪いことではありません。自分の意図しないところからではあっても、チャンスがやってきます。
松村先生は、
たとえば、ある会社に行き、仕事の提案をします。すると、相手の会社から全く別件を提案されて、火星はすぐにその気になってしまいます。
・・・と、例を挙げています。
トライン(120度)
火星と木星がトラインの人は、社会へのチャレンジがスムーズに通りやすい配置です。
火星が行動するのに、いつも木星が賛成してくれるので、屈折なく力を発揮することができます。
土星やトランスサタニアンのハードアスペクトがなければ、周りからの反発もありません。
松村先生は「明るい野心や乗りやすい性格で、社会の中で、”わかりやすい成功”をしやすい。」とおっしゃってます。
オポジション(180度)
オポジションは「外へ働きかける」配置です。
火星と木星がオポジションの人は、火星の「行動」が、木星の「拡大性」の中に解き放たれます。
ですので、自制心が働きにくく、何にでもノリ過ぎで、ゆきすぎた行動をすることも多いようです。
松村先生は「思いついたら、深く考えず、走ってしまうアスペクト。」と、おっしゃってます。
また、木星を「流行」ととらえると、流行の中に飛び込んでゆきやすいと読めます。
松村先生は
- 流行に対して敏感
 - 企画力が鋭い
 - 時代性に振り回されやすい
 
…とおっしゃってます。
このアスペクトの有名人(村野武範さん)
70年代に大人気だったTVドラマ『飛び出せ青春』の主人公、村野武範さんがこのアスペクトを持ってます。
ドラマでは「レッツ・ビギン!」が口癖でしたが、そのノリの良さは演技ではなかったんですね。
小室哲哉さん
90年代の音楽シーンを作った小室哲哉さんにも、このアスペクトがありますね。
「流行に対して敏感」というのが、とても納得できます。
ひろゆきさん
元2ch管理人のひろゆきさんも、この配置ですね。
やっぱり、なにかと話題に上がってくるキャラクターには、このアスペクトがあるからでしょうか?
まとめ
今回は、火星と木星のアスペクト!占星術的な意味を解説しました。
この配置の人は、勢いのある活動をしそうですね。
皆さんも、ご自分のアスペクトをチェックしてみてくださいね。
ちなみに、当記事は「完全マスター西洋占星術」と「アスペクト解釈大事典」を参考にさせて頂いてます。
「他の星のアスペクトの意味」を調べたい方は、ホロスコープのアスペクト一覧をご覧ください。

