アスペクトとは、2つの星が作る「角度」のことでしたね?
ですが、複合アスペクトは、3つ以上の星が作る角度のことを言います。
ですので、なんらかの図形ができることになります。
このコーナーでは、占星術の「複合アスペクト」の種類や意味を解説します。
複合アスペクトの意味とは?
ホロスコープに「複合アスペクト」があると、どのような意味が出てくるのでしょうか?
複合アスペクトは「図形」を作り、強い力を持つ

複合アスペクトは、
- 三角形
- 四角形
- 十字
・・・などの図形を、ホロスコープ上に形成します。
(上記の例は、グランドクロスです)
強力なパワーで常に働きかける
図形ができると言うことは、いくつかのアスペクトが連動して「とても強い力を及ぼす」ということです。
しかも、図形というものは、とても安定しています。
ですので「常に働きかける」という意味にもなります。
そういうわけで、複合アスペクトは、その人に対し強力なパワーで常に働きかけるという事になります。
複合アスペクトの種類
では、複合アスペクトには「どのような種類」があるのでしょうか?
それを解説してゆきますね。
くわしい読み方は、各リンクをご覧ください。
グランド・トリン

グランドトリンは「正三角形」です。これは、とても安定した形です。
それだけではありません。
この三角形は、トライン(120度)という幸運アスペクトによって形作られてます。
ですので、スムーズで安定した運気をもたらすことになります。
ですが、スムーズな運気のせいで、あまり努力しなくなることもあります。
また、安定しすぎて「自分の枠を超えて行動する」ことができなくなるケースもあります。
90度のように、必死に努力して「成功を勝ち取る」パターンになりにくいのですね。
グランドトリンの性格
- 生まれながらに恵まれたスムーズな運気
- 努力しなくてもなんとかなってしまう
- ただし「勝ち取る」意欲がないこともある
グランド・クロス

グランドクロスは、特定の宮を「過剰に強調」します。
活動宮、固定宮、柔軟宮のどれかが、とても強くなります。
ですので、バランスに欠けることが多くなり大変そうです。
しかも、角度が90度と180度です。
- 180度=外に打ち出すこと
- 90度=試練
…が、運命づけられています。
波瀾万丈の人生になることも多いでしょう。
ですが、普通の人ではなし得ないような大きな仕事を担っているとも言えます。
グランドクロスの性格
- 強烈な個性
- 波乱万丈の人生
- 困難を克服し、普通ではできないことを成し遂げる
カイト

カイトは、幸運の三角形「グランドトリン」がベースになってます。
それに加えて、180度の位置に惑星があります。
これは、グランドトリンの幸運の力を外に向けて発揮する…という形になります。
また、60度という「協力関係のアスペクト」もあるので、持っている力をスムーズに発揮しやすくなります。
カイトの性格
- 幸運の力を外に向けて発揮できる
- 世界に働きかけることができる
- 大きなテーマを実現できる
ヨッド

ヨッドは、
- 60度
- 150度
- 150度
・・・を持つ「二等辺三角形」です。
150度(インコンジャンクト)は、自分が持っていないものを、訓練して身につけてゆくという意味です。
その150度が2つもあるので、努力しなくてはなりません。
ヨッドは基本的に「何らかの目的によって、拘束され働かされる」ということになります。
その結果、何かを成し遂げるということになりそうですね。
ヨッドの性格
- ある目的のために拘束され働かされる
- 専門分野で大きな発展を遂げる
ミスティック・レクタングル

ミスティック・レクタングルには、2つのオポジション(180度)があります。
それが、60度や120度の角度に支えられ、協力的に働くことになります。
オポジションは「何かを実現する力」です。その力が2つあり、さらに協力的に働くわけですから、通常以上のことを成し遂げる可能性があります。
ミスティック・レクタングルの性格
- 2つの才能を掛け合わせ「新しいもの」を作り出す
- 応用・統合化する能力
- 作家・クリエーターに多い
まとめ
今回は、占星術の複合アスペクトの
- 種類
- 意味
- 読み方
…などを解説しました。
占星術の鑑定で「複合アスペクト」があった場合は、参考にしてみてくださいね。

複合アスペクトは、まだほかにも種類があります。
随時追加してゆきますね。







