本日は、占星術のサビアンシンボル「6度」の
- 意味
- 特長
- 読み方
…などについて解説します。
松村先生によると、6度は「環境と自分を一体化させる」数字のようです。
星座(サイン)の6度は、環境との結びつき!?
今回、考察するのは、サビアンシンボルで6度にあたるシンボルです。
サビアンシンボル6度 | |
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牡羊座6度 | 一辺が明るく照らされた四角 |
牡牛座6度 | 渓谷にかけられる建設中の橋 |
双子座6度 | 油田の掘削 |
蟹座6度 | 巣を作る猟鳥 |
獅子座6度 | 時代遅れの女と最先端の少女 |
乙女座6度 | メリーゴーランド |
天秤座6度 | 男の理想が多くの結晶に変わる |
蠍座6度 | ゴールドラッシュ |
射手座6度 | クリケットゲーム |
山羊座6度 | 暗いアーチのある小道と底にひかれた10本の丸太 |
水瓶座6度 | ミステリー劇の演技者 |
魚座6度 | 正装して行進している将校たち |
このコーナーでは、ちょっと不思議な占星術を紹介してゆきます。 …それは、サビアン占星術です。 今まで、占星術で運命を鑑定するためには、 星座 ハウス アスペクト …などで調べていましたね? しかし、今回ご紹介するサビアン …
6度は「相対するエネルギーを調和させるために努力する」
松村潔先生の「ディグリー占星術」によると、6度は「環境との結びつき」となります。
5度は「冒険」でした。人は個人の願望に沿ってチャレンジをしてゆきました。
しかし、6度では「環境」が立ちはだかります。
その結果、人は個人的願望を強引に押し進めるのではなく、環境からの要求に応えることを学びます。
そのために、努力し、献身をすることになります。
立ちはだかる環境と自分、その相対するエネルギーを調和させてゆくのです。
6度は、六芒星(ダビデの星)
6と言う数字は、六芒星(ダビデの星)と関係があります。
六芒星は、上向きの三角形(△)と下向きの三角形(▽)が合体した形です。
上向きの三角形(△)は「能動的原理」を表し、下向きの三角形(▽)は「受動的原理」を表わすとされています。
先ほどの例で言えば、上向きの三角形は自分、下向きの三角形は環境と言えるでしょう。
そういう意味で、6度は「環境との結びつき」となります。
サビアンシンボル「6度」各サインの意味
では、松村先生の「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせていただきながら、
シンボルの意味をまとめてみます。
牡羊座6度「一辺が明るく照らされた四角」
環境に組み込まれ、活動のキッカケを掴む
牡羊座5度「羽のある三角」で手に入れたものは、直観的・抽象的なものでした。
牡羊座6度「一辺が明るく照らされた四角」では環境に組み込まれることになります。
「四角」は具体的なものではなく、物事の背後にある「原理的」なものです。
それは「火風地水」のような抽象的な原理です。
その内の一辺が明るく照らし出されるわけですから、このサビアンシンボルの方は、まずは「火」と言う一部の機能に活動拠点を見い出すようです。
牡羊座のこの段階では、(トータルの視点から動くのではなく)まずは何らかの活動のキッカケさえ掴めればいいのです。
まずは、環境に組み込まれ、活動のキッカケを掴むと言うことなんですね。
牡牛座6度「渓谷にかけられる建設中の橋」
自分とまったく違う資質を持った他人と、意志疎通をしてゆく事を試みる
牡牛座は1度~5度までは、自分の資質を使い切ることに主眼が置かれていました。
そして、牡牛座5度「開いた墓の前にいる未亡人」では、自分を新しくするために「過去の資質を消費する態度」を捨て始めました。
牡牛座6度「渓谷にかけられる建設中の橋」では、自分とまったく違う資質を持った他人と意志疎通をしてゆくことになります。
「自分の資質」に縛られることは、自ら世界を狭くすることだと気づいたこの人は、生まれも育った環境も違う他人と意志疎通をすることを試みます。
このサビアンシンボルの方は、そうすることで、自分の閉鎖性を打ち破り、活路を見いだし始めるのです。
双子座6度「油田の掘削」
富や力を手に入れる競争
双子座1度~5度までは、ストレートに知性を発達させることに主眼がありました。
双子座6度「油田の掘削」では、その知性を「競争」や「ライバルを出し抜くこと」に使うのが課題となります。
双子座の発達段階では、他者との共有よりも、個人の可能性をいかに広げてゆくかの方が重要です。
富や力を手に入れる競争で、この方の能力は発達してゆきます。
蟹座6度「巣を作る猟鳥」
愛する人や家族などと過ごすための安定した場を作る
蟹座は、1度~5度で「個としての自我」を放棄してゆきました。
松村先生は、これを「個人のマインドを打ち壊すプロセス」とおっしゃっています。
こうして人間的な知性を捨てた蟹座は、6度以降で「情緒性」を発達させてゆきます。
それは生物が存続するための「動物的本能」とも言えます。
蟹座6度「巣を作る猟鳥」では、愛する人や家族などと過ごすための安定した場を作ることに邁進します。
松村先生は「母性愛に関係しやすい」とおっしゃっています。
獅子座6度「時代遅れの女と最先端の少女」
周囲との大きなギャップに気づく
獅子座は1度~4度で「内面の火の力」を活性化させていました。
しかし、それは自分勝手な暴走に近いものでしたので、5度「絶壁の端にある岩の塊」で一度立ち止まることを余儀なくされました。
そして、立ち止まって周囲を見回してみると、いかに自分が浮いているかに気づきます。
獅子座6度「時代遅れの女と最先端の少女」では、これまではまったく関心がなかった周囲との大きなギャップに気づき、自分が孤立していることを知るようになります。
自信が崩れやすくなりますが、このショックによって再び活動への意欲が高まってきます。
乙女座6度「メリーゴーランド」
「日常的なこと」を言葉や情感で遊んで楽しむ
乙女座は、1度~4度で「明晰で実際的な視点」を開発してきました。
そして、5度「妖精の夢を見る男」では「夢のある表現」「楽しく表現する能力」などが出て来ました。
続く乙女座の第2グループでは「情感の盛り上げ方」や「言葉の表現技巧」などを育成してゆきます。
メリーゴーランドは、価値の賦与者(真ん中の軸)に依存しながら、その周囲でイメージの遊びをしている。
乙女座6度「メリーゴーランド」では、メリーゴーランドの回転部分…つまり日常的部分や目の前の事などに関して、言葉や情感で遊ぶ性質があるようです。
日常の細々した事柄を大げさに誇張して楽しんでみるなど、退屈にならないように生活に浮き沈みのリズムを作り出す…とのことです。
とにかく「日常を楽しむ」のがうまい?
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天秤座6度「男の理想が多くの結晶に変わる」
良くも悪くも願望が「具体的な形」になって行く
天秤座は、4度「キャンプファイヤーを囲むグループ」で親密な対人関係がスタートし、5度「心の内面の知恵を教える男」では親しい人との交流の中で自分の本当の意志が明らかになってきました。
天秤座6度「男の理想が多くの結晶に変わる」では、自分の願望や意志がすぐに形になってゆきます。
天秤座は自分と外界との間の壁がない。6度では、とりわけこの「成就=願望の実現」が強調されている。
このサビアンシンボルの人は、良くも悪くも願いや望みが具体的に結晶してゆく人のようです。
相手に対して悪意を持っていると、その悪意が相手から返ってくる場合があります。
良くも悪くも反応がダイレクトに返って来るので、気持ちの持ち方に気をつけた方が良いかもしれません。
また、相手の悪意や挑発に、敏感に反応し過ぎて振り回される傾向もありそうです。
蠍座6度「ゴールドラッシュ」
退路を断ち、未来の夢に向かって飛び込む
蠍座は、4度「火のともったろうそくを運ぶ若者」で親しい人と濃密な関係を築き、5度「大きな岩場の海岸」では個人だけでは動かせない現実の壁にぶち当たりました。
「ゴールドラッシュ」とは、一攫千金を夢見て故郷を後にするシンボルです。
現実の壁を打破するには、このように退路を断ち、未来の夢に向かって飛び込む必要があります。
このサビアンシンボルの方は、どうしても欲しいものや、実現したいものがあると、自ら退路を断ち飛び込んでゆきます。
そうすることで「新しい人生」を切り開いてゆくのです。
射手座6度「クリケットゲーム」
正々堂々と戦い、精神的に成長する
射手座5度「木の高いところにいる老いたフクロウ」では、見えないところで扇動したり、裏工作をしたりして人々の無意識を煽りました。
射手座6度「クリケットゲーム」では、紳士的なルールの元で正々堂々と戦います。
また、勝っても負けても相手を祝福するので、相互理解が促進されます。
このサビアンシンボルの方は「精神的に成長するため戦う」と言っても良いかもしれません。
山羊座6度「暗いアーチのある小道と底にひかれた10本の丸太」
自分自身が「人柱」になることで範を示し、組織の結束を固める
山羊座は、5度「カヌーを漕ぎ戦争の踊りを踊っているインディアン」で、仲間と一緒に大きな目標に取り組みました。
しかし、「より大きな力」には破綻させられることもありました。
山羊座6度「暗いアーチのある小道と底にひかれた10本の丸太」では、単純に行動するのではなく、人心をつかみ、結束させ、集団を動かすためにはどうすれば良いかを考えます。
「底にひかれた10本の丸太」は人柱とも言えます。
松村先生は「何かの結束を作り出すには犠牲となるものが必要です」とおっしゃっています。
人をまとめたり、本気にさせたりするには、まず自分が泥をかぶる形で、仕事や目標の犠牲にならなくてはなりません。
そうすることによって、集団が結束し、勢いを増します。
このサビアンシンボルの方は、仕事や組織の中で、まず自分自身が大きな労力を払って人柱になることで範を示し、組織の結束を固めるのです。
その結果、この方は、地位や力を得ることになるのでしょう
水瓶座6度「ミステリー劇の演技者」
役割としての自分を演ずる
水瓶座は、1度~5度の第一グループでは、旧社会からドロップアウトし、理想の社会を追求しました。
第二グループでは、水瓶座らしいグローバルな自分を構築してゆきます。
水瓶座6度「ミステリー劇の演技者」では、社会からの要求に自分を同化させるのではなく、役割としての自分を演ずることに徹します。
集団社会に安住することを拒否する水瓶座は、そのままでは人に警戒心を与えてしまいます。
そこで、必要な役割を演じることで環境との摩擦をさけ、一応の適応をしてゆくのです。
つまり、仮面をかぶると言うことですね。
魚座6度「正装して行進している将校たち」
- 大きな目的や大義名分に自分を投じる
- 軍隊、警察、聖職者などに関係
- 正義感が強く、ボランティア精神にあふれる
「大義名分」に身を捧げ、個人の枠を超越しようとする
魚座は、3度「化石化された森」で価値あるものを未来へ残し、4度「狭い半島での交通混雑」でそれを隅々まで流通させました。
そして、5度「教会のバザー」では、それに「特別なイメージ」や「なんらかの意義」などの付加価値をつけてゆきました。
魚座6度「正装して行進している将校たち」では、その付加価値が大義名分のようなものとなります。
このサビアンシンボルの人は、何か大きな意義のあることに奉仕し、そのためには個人が犠牲になっても良いと考えるのでしょう。
国家などの「大義名分」に全身全霊で身を捧げ、そのことにより、個人の枠を超越しようとします。
ただし、奉仕すべき対象や目標が見つからないと
「やる気がでてこない」という事もありそうです。
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まとめ
今回は、サビアンシンボル「6度」の意味・特長・読み方を解説しました。
ホロスコープの6度は「環境とどう関わってゆくか?」に関係しているようですね。
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