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サビアンシンボル「23度」の解説(意味・特長・読み方)

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本日は、占星術のサビアンシンボル23度の

  • 意味
  • 特長
  • 読み方

…などについて解説します。

松村先生によると、23度は「跳躍と着地を自由に遊ぶ」という数字のようです。

サビアンシンボル「23度」
目次

星座(サイン)の23度は「跳躍と着地を自由に遊ぶ」!

今回、考察するのは、サビアンシンボルで23度にあたるシンボルです。

サビアンシンボル23度
牡羊座23度重く価値があるがベールに隠された荷を運ぶパステルカラーの服を着た女
牡牛座23度宝石店
双子座23度木の高いところにある巣の中の3羽の雛
蟹座23度文学会の集まり
獅子座23度裸馬乗り
乙女座23度動物のトレーナー
天秤座23度おんどり
蠍座23度 妖精に変容するウサギ
射手座23度移民が入国する
山羊座23度戦争での勇敢さをたたえる2つの賞
水瓶座23度座ってすべての手足を振っている大きな熊
魚座23度精神主義的な現象

跳んだり、止まったりしながら足場を固める

松村潔先生の「ディグリー占星術」によると、23度は「跳躍と着地を自由に遊ぶ」となっています。

21度は「高揚」、22度は「着地」でしたね?

23度は、その両方を行ったり来たりして使える状態になります。

それが「跳躍と着地を自由に遊ぶ」です。

また、23度と言う数字は「2+3=5」になります。

5という数字は占星術において遊びや冒険などの意味を持ちます。

「跳躍と着地を自由に遊ぶ」は、遊びや冒険がベースになっていると言うわけですね。

要領の良さやスマートさも!?

松村先生は

  • 23度は、21度の「突進力」と22度の「足場を固める作用」を交互に活用しながら確実に達成してゆく。
  • なおかつ、そこには余裕や洗練度も加わるので、要領の良さやスマートさが感じられる。

…とおっしゃっています。

サビアンシンボル23度:各サインの意味

では、松村先生の「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせていただきながら、シンボルの意味をまとめてみます。

牡羊座23度「重く価値があるがベールに隠された荷を運ぶパステルカラーの服を着た女」

能動性、受容性の両方を使い、大きな変化を成し遂げてゆく

牡羊座21度「リングに上がる拳闘士」の攻撃性、牡羊座22度「欲望の庭へ続く門」の受容性…

その両方を使い、大きな変化を成し遂げてゆくのが、牡羊座23度「重く価値があるがベールに隠された荷を運ぶパステルカラーの服を着た女」です。

21度の男性性(能動性)、22度の女性性(受容性)の両方を活用できれば、本当の意味での発展が望めます。

多くの人は、戦う力と引き寄せる力のどちらかしか使えていません。

そのため、自分自身に制限がかかった状態です。

しかし、このサビアンシンボルの人は、両方を使うことができるので、人生にダイナミックな変化を起こすことができるのです。

牡牛座23度「宝石店」

自分の資質を結晶化させることができる

牡牛座21度「開いた本を指す指」の伝統的な力、牡牛座22度「荒れた水の上を飛ぶ白い鳩」の守られる力…

この2つが結晶化したのが、牡牛座23度「宝石店」です。

これは、自分の持っている資質を磨き上げ、宝石のような確固としたものにすることに繋がります。

松村先生の書籍より

このサビアンシンボルは、職業的には、大変に優れた能力を発揮する人を作り出すと言える。

自分の持って生まれた才能を結晶化させることができる人なんですね。

職人的な能力を磨くことによって成功しやすく、物質的にも恵まれる生活ができそうです。

双子座23度「木の高いところにある巣の中の3羽の雛」

重要な事とそうでない事を分類する能力が発達する

双子座は、21度「労働者のデモ」では、知的な活動がピークを迎え、だいぶ無理をしました。

そのため、22度「田舎踊り」では自分をリラックスさせる道を探しました。

双子座23度「木の高いところにある巣の中の3羽の雛」では、もっとバランスの良い生き方をするために「重要なことは何か?」を整理します。

重要なことは「木の高いところにある巣の中の3羽の雛」として区別してあります。

このサビアンシンボルの人は、重要な事とそうでない事を分類する能力が発達するので、仕事でも適度に手抜きをする要領の良さも備えているようです。

情報をうまく整理する力があるんですね。

松村先生の書籍より
  • 多くの情報を相手にしても、それらをうまく料理する事ができる
  • 評論家のような仕事もうまくこなすことができる。
  • 色んな分野で「目利き」ができる。

ドナルド・トランプさんが、このサビアンシンボルですね。
SNSを使いこなす力なども、ここから来てるかもしれません。

蟹座23度「文学会の集まり」

文化や文明を批評する、活発な知性活動を展開する

蟹座は、21度「歌っている主役女性歌手」で積極的に社会参加をし、22度「ヨットを待つ女」ではそこからドロップアウトしました。

蟹座23度「文学会の集まり」では、そんな経験を踏まえた上で、文化や文明を批評する「活発な知性活動」をしてゆきます。

松村先生の書籍より

傍観者的に批判するのではなく、21度で社会の中で活動してきた経験から、今の社会に何が足りないかを正確に判断する。

このサビアンシンボルの人は、特に、自分たちが住んでいる環境などの「身近な問題」に対し、批評能力に優れているようです。

小池百合子さんが、ほぼ、このサビアンシンボルです。
確かに、何かを批判する「言葉の巧みさ」が目立ちますね。

獅子座23度「裸馬乗り」

自然界の力や動物的なパワーなどを「有用なもの」に変化させる

獅子座は、21度「中毒したニワトリ」で高揚感を燃え立たせ、22度「伝書鳩」ではそれを着地(ソフトランディング)させようとしました。

獅子座23度「裸馬乗り」では、強い生命力や衝動などを思いのままコントロールすることに興味を抱くようです。

松村先生の書籍より
  • 普通は制御できない自然界の力や動物的なパワーを、手中にすることに野心を抱く。
  • 何かを変えたい…そのために、使い物になりにくいパワーを有用なものに変化させることが目的。

危険なものに挑戦しようとする「冒険心」もあるようです。

乙女座23度「動物のトレーナー」

磨かないと埋もれてしまうような資質を、訓練によって引き出す

乙女座は、21度「少女のバスケットボールチーム」で、人との協力関係によって大きな業績を達成しました。

それゆえ、22度「王家の紋章」では、社会の中で安定した評価をされることになりました。

しかし、それに安住してはいられません。

乙女座23度「動物のトレーナー」では、磨かないと埋もれてしまうような資質を、訓練によって引き出すようになります。

松村先生の書籍より
  • 良い成果を得るには「生まれつきの資質や適性」が加わらないことには無理です。
  • 個人の適性に応じて訓練することができたら、より優れた業績を上げることができます。

この方は、部下や初心者を職業的に訓練する能力もあるようです。

天秤座23度「おんどり」

世の中や人の心の変化などを、いち早く察知し皆に知らせる

天秤座は、21度「海岸の群集」では集団にアプローチし、22度「噴水で鳥に水をやる子供」では人を思いやり、人をサポートしました。

天秤座23度「おんどり」では、世の中の動きや人の心の変化などをいち早く察知し、それらを皆に知らせることができるようになります。

時代の流れやその場の空気などにも敏感で、誰よりも早く察知するので、イニシアチブを握ることができます。

そういう意味で、注目を浴びたり、頼りにされることも多いかもしれません。

松村先生の書籍より

集団的な状況に敏感で、誰よりも早く動きを察知するので、やはりこの人に相談した方がいいということになる。

合図したり、教えたりして「変化のキッカケ」を作る人のようです。

蠍座23度「妖精に変容するウサギ」

自分の中の荒々しい衝動を、もっと洗練されたものに昇華させてゆく

蠍座は、21度「職務放棄兵士」で社会の常識に反抗し、22度「アヒルに向かって進み出るハンター」ではそのような強い衝動をゲームなどで安全に発散しました。

蠍座23度「妖精に変容するウサギ」では、自分の中の荒々しい衝動を「もっと柔らかいもの」「洗練されたもの」に昇華させてゆきます。

松村先生の書籍より

ウサギは生殖衝動や官能性にとりつかれた動物というシンボルです。
これが「妖精」という非物質的な姿に変貌するありさまは、ある意味では平和的な方向への転換です。

攻撃的・衝動的だったものが「建設的」「文化的」になってゆきます。

射手座23度「移民が入国する」

新しい環境や生き方の中で、自分を適応させてゆく「高い適応力」

射手座は、21度「借りた眼鏡をかけている子供と犬」では、新しい目標に対し、自分の能力の限界を超えてまで跳躍しました。

そして、22度「中国の洗濯物」では、その反動で「無理なことは無理」という自覚をしました。

 射手座23度「移民が入国する」では、新しい目標に向かい再び前進してゆきます。

このサビアンシンボルの人は、新しい環境や生き方の中で、自分を適応させてゆくことができる「高い適応力」があるようです。

松村先生の書籍より

たとえば、アメリカに住む日本人は、アメリカ人になることはできません。
「日本人の資質を生かした」アメリカ在住者という生き方を選ぶことで、初めて心身がまるごと新しい環境に同化したことになるわけです。

思い切って飛び込むタイプなので、ストレートで信頼できる人のようですよ。

山羊座23度「戦争での勇敢さをたたえる2つの賞」

人生ゲームにおける「既存の価値観」から自由になれる

山羊座は、21度「リレー競走」で競争社会での業績を上げ、22度「敗北を優美に認める将軍」では表面的な勝ち負けから降りることができるようになりました。

山羊座23度「戦争での勇敢さをたたえる2つの賞」では、野心にとりつかれて競争することもできれば、自分には向いていないと思ったものに対しては、迷わずあきらめることもできます。

人生ゲームにおける「既存の価値観」から自由になれるので、必ずしも成功にはこだわらないという余裕がでてくるようです。

松村先生の書籍より

2つの賞とは、一つは「競争に勝つ力」、もう一つは「そこから降りる力」

水瓶座23度「座ってすべての手足を振っている大きな熊」

  • 心と身体など「相反する二つのテーマ」のバランスを取る
  • 何事も対立させず、ノビノビと捉えることができる
  • トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、目標を達成する

本能、感情、身体的偏りなどを訓練しコントロールする

水瓶座は、21度「絶望し幻滅した女」で、大きな目的のために個人的な感情を棄てて奉仕する生き方を始めました。

しかし、それは心の中に潜む「幼児の心」に大きな負担を与えました。

そこで、22度「子供たちが遊ぶために床にひかれた布」では、自分の心の幼い部分に改めて目を向け、それを癒したり、再教育することにしました。

水瓶座23度「座ってすべての手足を振っている大きな熊」では、理性と感情を対立させずに、協調して働かせるように訓練します。

松村先生の書籍より
  • 思考と感情と身体が、同一目的のために協調的に働くことが理想的な状況である。
  • これが達成されると、人間は著しい推進力を持つことになる。

自分の中にある感情や身体的偏りなどを正すと、意志と心と体が連動して動くようになってきますね。

魚座23度「精神主義的な現象」

新しいエネルギーを、実際の社会生活の中で具体化してゆく

魚座は、21度「小さな白い羊と子供と中国人の召し使い」で、受容性がピークになり、直感にしたがって自由にのびのびと生きるようになりました。

そして、22度「シナイから新しい法則を持ち降りてくる男」では、その直感を理論化させようとしました。

さらに魚座23度「精神主義的な現象」では、21度で捉えた新しいエネルギーを実際の社会生活の中で具体化してゆきます。

松村先生の書籍より
  • 魚座の大きな特徴は、「人間中心主義」に「人間以外の生命に共通した普遍的な法則への理解」を持ち込むこと
  • それにより、人間によって作られた息苦しい世界観や宗教観に、広がりと豊かさをもたらす

このサビアンシンボルの人は、スピリチュアルなことに関わる人も多そうですね。

まとめ

今回は、サビアンシンボル23度の意味・特長・読み方を解説しました。

ホロスコープの23度は「跳躍と着地を自由に遊ぶ」です。

この記事は、松村潔先生の本を参考にさせて頂いてます。

…がオススメです。

※どちらも占星術中級者向けです。

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