このコーナーでは、ちょっと不思議な占星術を紹介してゆきます。
それは、サビアン占星術です。
今まで、占星術で鑑定するためには
- 星座
- ハウス
- アスペクト
…などを使ってましたね?
しかし、今回ご紹介するサビアン占星術はちょっと違います。
サビアン・シンボルという「詩文」を使って鑑定してゆくのです。

サビアン占星術とは?
このコーナーでは、不思議な詩文で占う「サビアン占星術」について解説します。
サビアンシンボルの登場
サビアンシンボルには、透視が関わっています。
マーク・エドモンド・ジョーンズと言うアメリカの占星術研究家がいました。
彼は、1955年、エリス・フィラーというチャネラーに星座の度数の意味を透視させたのです。
エリス・フィラーは幼いころから重度のリュウマチを患っており、生涯を車椅子で過ごしました。
サビアンシンボルってどんなもの?
サビアンシンボルには、以下のように、360度すべての度数がイメージとして表れてます。
星座の度数 | イメージ |
---|---|
牡羊座4度 | 恋人たちが秘密の散歩を楽しむ |
蟹座5度 | 踏切で列車にぶつかった車 |
蠍座13度 | 発明家が研究室で実験している |
魚座20度 | 夕食のためにセットされたテーブル |
各星座の1~30度のすべてに、あるシーンを切り取ったかのような独特のイメージが与えられているのです。
ホロスコープのすべての度数を霊視!
ホロスコープは、牡羊座~魚座まで360度あります。
このすべての度数を霊視し、イメージとして導き出したもの…それがサビアンシンボルです。
ディーン・ルディアによる、サビアン占星術への発展
このサビアンシンボルの研究を続け、占星術として体系化した人がいます。
それが、フランス人のディーン・ルディアという占星術師でした。
彼は1973年に「アストロロジカル・マンダラ」というサビアン占星術の本を出しました。
この業績によって、彼は、20世紀最大の占星術師と言われるようになったのです。
サビアン占星術で何がわかる?
サビアン占星術は、実に不思議な占いです。
太陽、火星、金星、冥王星など、各惑星にシンボルが割り当てられることになります。
そして、 そのシンボルは何となく思い当たることが多いのです。
「なんだか当たってる気がする!」…と驚く方も多いのではないでしょうか?
今までの占星術とはどう違う?
今までの占星術は
- 星座
- アスペクト
- ハウス
…などを使って鑑定していました。
これはある意味、伝統的、科学的な占いと言えます。
どちらかと言うと、霊視に近い占い
一方、サビアン占星術はシンボル(イメージ)を読み解くことによって占うものです。
どちらかと言うと、霊視に近い占いと言えるかもしれません。
たとえば「恋人たちが秘密の散歩を楽しむ」と言うサビアンシンボルがあります。
なんとなく、イチャイチャする場面が見えてきますよね~(◎Д◎)霊視
日本のサビアン占星術家
その後、サビアン占星術を、日本の占星術家がさらにくわしく研究し発展させました。
その結果、私たちも実用化できるようになったのです。
以下の先生方は、サビアン占星術を発展させた大功労者と言って良いでしょう。
直居あきら氏
直居あきら氏は、実際にディーン・ルディアに会い、サビアン占星術を更に深めて、日本に紹介しました。
「神智学」をベースに、深いシンボル解説をされています。
松村潔氏
松村潔氏は、著名な日本の西洋占星術家。
サビアンシンボルの解析に「数字が持っている意味」を活用し、より科学的にシンボルを分析することを可能にしました。
サビアン占星術に新しい視点を切り開いたキーパーソンと言えるでしょう。
松村潔先生のサビアン本はおすすめ!
私は、特に、松村潔先生の功績はとても大きいと思います。
無秩序でわかりにくかったサビアンシンボルが、理路整然としたものになりました。
その結果、私たちにもサビアン占星術が身近なものになったのです。
サビアン占星術を勉強するなら、松村先生の本をオススメしたいです。
まとめ
今回は、サビアン占星術(サビアンシンボル)についてご紹介しました。
何となくイメージがつかめましたか?
これからも「サビアン占星術」を、わかりやすく解説してゆきますね。
以下の記事もご覧になると、もっとくわしくわかりますよ。
こちらもご参考にどうぞ!
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