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サビアンシンボル「15度」の解説(意味・特長・読み方)

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本日は、占星術のサビアンシンボル15度の

  • 意味
  • 特長
  • 読み方

…などについて解説します。

ホロスコープの惑星が15度の人は、自分を外に押し出す性質があります。

15度は、そのサインのピークなのです。

サビアンシンボル「15度」
目次

サインの15度は「強力なパワー」を持っている!

今回、考察するのは、サビアンシンボルで15度にあたるシンボルです。

サビアンシンボル15度  
 牡羊座15度 毛布を編むインディアン
 牡牛座15度  マフラーと粋なシルクハットを身に着けた男
 双子座15度 会話をしている2人のオランダの子供
 蟹座15度 食べ過ぎを楽しんだグループの人々
 獅子座15度 山車
 乙女座15度 装飾されたハンカチーフ
 天秤座15度 環状の道
 蠍座15度  5つの砂山の周りで遊ぶ子供達
 射手座15度 自分の影を探すグランドホッグ
 山羊座15度 病院の子供病棟にあるたくさんのおもちゃ
 水瓶座15度 フェンスの上に留まっている2羽のラブバード
 魚座15度 部下の訓練をしている将校

15度は「力のピーク」を表す

松村潔先生の「ディグリー占星術」によると、15度は「力のピークと押しつけ力」となり、自分の意志を外界に押し付けて勢力拡大をする数字となります。

松村先生は「15度の度数を持っている人は、外に自分を押し出す性質が特長ですから、それを自覚しましょう。」…とおっしゃっています。

ただし、双子座、乙女座、射手座、魚座などの柔軟サインは、相手に合わせて様子をみながらゆっくり押し出してゆくことになるようです。

では、シンボルのおおよその意味をまとめます。

この記事は、松村潔先生の「ディグリー占星術」と「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせて頂いてます。

サビアンシンボル15度:各サインの意味

では、松村先生の「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせていただきながら、シンボルの意味をまとめてみます。

牡羊座15度「毛布を編むインディアン」

目標を達成するため、着々と準備を進め、勢力を拡大してゆく

牡羊座は、14度「男と女のそばでとぐろを巻く蛇」で、自分と他者の絆を作り出しました。

しかし、それは、腐れ縁やしがらみのような関係を作り出すこともありました。

牡羊座15度「毛布を編むインディアン」では、自分と他者を対立させるのではなく、毛布のように編むことで目標を達成します。

長期的な目標を達成するために、準備を進め、着々と勢力を拡大してゆきます。

このサビアンシンボルの方は、じっくり地道に、自分のペースで「壮大なプロジェクト」を成就させる力があります。

松村先生の書籍より

大きな毛布を作るには「地道な努力」が大切です。
こののんびりとした日々の努力は、気がつくといつのまにか大きな成功を収めます。

牡牛座15度「マフラーと粋なシルクハットを身に着けた男」

自分の限界やリスクをわきまえた上で、果敢にビジネスにチャレンジする

牡牛座は、14度「模索している貝と遊んでいる子供たち」で、自分の能力の限界を見極め、自分にふさわしい「ほどほどの人生」を選択することにしました。

牡牛座15度「マフラーと粋なシルクハットを身に着けた男」では、自分の限界やリスクをわきまえた上で、なおかつ果敢にチャレンジしようと言う姿勢が生まれます。

ビジネスや実業で強力な手腕を発揮できる可能性があります。

松村先生の書籍より

経済活動においてのメリットとデメリット、問題点等をすべて知り尽くし、あえて挑戦するような人を表す度数。

双子座15度「会話をしている2人のオランダの子供」

盛んに人とのコミュニケーションを求める

双子座は、14度「テレパシーでの会話」で、形に囚われない何物か(テレパシー・心等)を重要視しました。

双子座15度「会話をしている2人のオランダの子供」では、意志疎通ができるかできないかではなく、とにかく「交流すること」「コミュニケーションをすること」に重点を置きます。

議論や会話が好きで、盛んに人とコミュニケーションをとることができるので、人との関わりあいが増加します。

うまく、人間関係の中を泳ぎまわることができるようになるでしょう。

ただし、双子座は柔軟サインなので、相手の態度や出方を伺いながらのコミュニケーションとなるようです。

蟹座15度「食べ過ぎを楽しんだグループの人々」

生きていることの楽しみを純粋に追求する

蟹座は、14度「北東の大きな暗い空間に向いているとても年を取った男」で、心の奥深くには「無」があることを悟りました。

蟹座15度「食べ過ぎを楽しんだグループの人々」では、今度は方向性が逆転し、物質的な豊かさを追求します。

自分の中で、豊かさを求める素直な気持ちが芽生え、他人と楽しく交流して日常的な生活を心底楽しむことができるようになります。

このサビアンシンボルの方は「生きていることの楽しみ」を純粋に追求すると言って良いでしょう。

松村先生の書籍より

蟹座14度で「無の極み」までに至ると、根底的な意志が働くようになり、遠慮せず、生きることを楽しもうとする傾向が芽生えるのではないでしょうか。

獅子座15度「山車」

自己表現力とスター性を最大限発揮する

獅子座は、13度「揺れている年を取った船長」で自己表現の技が巧みになり、14度「表現の機会を待つ人間の魂」では、TPOやタイミングを読むツボを身につけました。

獅子座15度「山車」ではお祭り屋として開花します。

イベントや芸能などで、その「自己表現力」と「スター性」を最大限発揮することでしょう。

松村先生は「この15度こそ、一方的な獅子座の「対外表現の華」と言えます」とおっしゃってます。

松村先生の書籍より

どちらかと言うと、芸術家は第2グループ(6度~10度)に属する人が多く、15度は、それを「演出」したり「商売」にする人の方が多くなるようです。

乙女座15度「装飾されたハンカチーフ」

家系、育ちの良さ、上品さなどによって、自分の価値を守る

乙女座は、14度「家系図」で、力を子孫に浸透させて行きました。

「装飾されたハンカチーフ」は家系を表しています。

乙女座15度では、家系、育ちの良さ、上品さなどによって、自分の価値を守ろうとする傾向が強まるでしょう。

自分のプライドを守るために、世間に対して防衛的になることが多いかもしれません。

天秤座15度「環状の道」

普通の「規則正しい生活」の中で、自然と成果を得ることができる

天秤座は、13度「しゃぼん玉をふくらませている子供たち」で「表層的なアイデア」を色々と出し、14度「正午の昼寝」では表層的なことではなく「根本的なこと」を考える姿勢になりました。

天秤座15度「環状の道」では、シャボン玉をふくらませたり、いきなり昼寝をするなどせずとも、普通の「規則正しい生活」の中で、自然と成果を得ることができるようになります。

極端なことをしなくとも、ルーティーンをしっかりやっていれば、自ずと結果が出るようになるのです。

蠍座15度「5つの砂山の周りで遊ぶ子供達」

人と人を集めて組織化し、パワーを手に入れようとする

蠍座は、14度「仕事をしている電話接続士」で、人間関係を操作し「人脈の力」を行使しようとしました。

蠍座15度「5つの砂山の周りで遊ぶ子供達」では、人の輪でできる「集団の力」の頂点に立ち、支配力を手に入れようとします。

個人は「砂の一粒」に過ぎなくとも、それが集まった山は強大な力を持ちます。

それを知っているこの方は、会社など「組織作り」をしたくなるかもしれません。

人と人を集めて組織化し、パワーを手に入れようと遊んでいる子供…それがこのサビアンシンボルを持つ人のようです。

射手座15度「自分の影を探すグランドホッグ」

自分の思想や知識は「公開するにはまだ早すぎる」ことを自覚し、親しい人にだけその内面を打ち明ける

射手座は、13度「明るみに出る未亡人の過去」で誰も知らない真実を見つけ、14度「ピラミッドとスフィンクス」では文明や歴史などの地球視点から物事を観察しました。

射手座15度「自分の影を探すグランドホッグ」では、手に入れた思想や知識は、世間に公開するにはまだ早すぎることを自覚しています。

そのため、親しい人にだけ、その内面を打ち明けるような生き方になるようです。

時期が来るまで、準備をしている状況と言えます。

松村先生の書籍より
  • 自分の影を探すグランドホッグとは、春先の影の長さを見て自分の出番を判断する小動物のシンボル
  • (このシンボルの人は)内心にオカルトへの関心を抱きつつ、表面的には時代性を意識した普通の人として振る舞うことに決めたのです

山羊座15度「病院の子供病棟にあるたくさんのおもちゃ」

素朴なところ、身近なところ、地道なところから手をつけてゆく

山羊座は、14度「花崗岩に刻まれた古代の浮き彫り」で、自分が追い求めていたテーマは、それほど「特別なものではなかった」ことを発見しました。

そして、そのテーマを「わかりやすい形」で世間に還元してゆこうとします。

山羊座15度「病院の子供病棟にあるたくさんのおもちゃ」では、あまり難しいことにはこだわらず

  • 素朴なところ
  • 身近なところ
  • 根本的なところ
  • 地道なところ

…から手をつけてゆこうと考えます。

子供の教育や人間の情操に関わる仕事をする人などが多いかもしれません。

映画監督の宮崎駿さんが、このサビアンシンボルをお持ちのようです。

水瓶座15度「フェンスの上にとまっている2羽のラブバード」

  • グローバルな視点。高みから物事を俯瞰できる
  • ミッションを最短で実現する道筋が見える
  • 人々に指示するリーダーの適性もあり

高みの見物をする

水瓶座は、14度「トンネルに入る列車」で、無駄な行程を省く「要領の良さ」を身につけました。

水瓶座15度「フェンスの上にとまっている2羽のラブバード」では、更に高みの見物をする立場を手に入れます。

このサビアンシンボルの人は、世の中を全体的に観察できるので、大きなヴィジョンを手に入れることができるでしょう。

松村先生の書籍より

会社の中でも、この人が全体を統括する立場にいれば、この人を司令塔にして、周囲のスタッフの仕事もうまく回るようになるでしょう。

魚座15度「部下の訓練をしている将校」

理屈ではなく「実感」を通して成長できるよう部下を訓練する

魚座は、13度「博物館にある刀」で、超越的なものから力を受け取りました。

そして、その力をこの15度「部下の訓練をしている将校」で、後継者などに伝えようとします。

しかし、こういうことは同じ体験をしない限り、なかなか真の意味での継承をできないものです。

実践経験のない人というのは、やはり、本当に深いところまでは体得できないんですね~。

そういうわけで、このサビアンシンボルの人は、理屈ではなく「実感」を通して成長できるよう、部下や後継者などを訓練しようとするようです。

まとめ

今回は、サビアンシンボル15度の意味・特長・読み方を解説しました。

ホロスコープの惑星が15度にある方は「特別な力」を持っています。

そのサインのピークの力を使えると言うことになります。

この記事は、松村潔先生の本を参考にさせて頂いてます。

…がオススメです。

※どちらも占星術中級者向けです。

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