先日、松村潔先生の『アスペクト解釈大事典』を購入しました。
945ページのぶ厚い事典です。
そして定価は、なんと1万円です。
えっ?高い?
…仕方ありません。
占星術のアスペクトの良書って、なかなかないんです。
しかし『アスペクト解釈大事典』の著者は、あの松村潔先生です。
占星術師を目指す私にとって、これを買わないわけにゆきません。
『アスペクト解釈大事典』とは?
『アスペクト解釈大事典』は、占星術のアスペクトの総合解説書です。
月~冥王星までの10天体…すべてのアスペクトが載っています。
しかも、72度や150度などのマイナー・アスペクトまで完全網羅!
各アスペクトの意味が、とても深い視点で解説されています。
『アスペクト解釈大事典』の特長
では、アスペクト解釈大事典の「特長」や「自分なりの感想・評判」などをレビューしますね。
「なぜそうなるのか?」がわかる!
アスペクト解釈大事典は、単に「このアスペクトはこうなる」という事例を書いたものではありません。
「なぜそのような性質になるのか?」を、深いところから教えてくれるものです。
根本的なところからの解説
たとえば、太陽と土星の90度の解説を見てみましょう。
一般の占星術解説書は
- 苦労の多い人生をもたらす
- 不当な扱いを受ける
- 運が悪い
…などと書いて終わることが多くないですか?
しかし『アスペクト解釈大事典』では、
- 太陽は常に新しい可能性を考える。
- しかし、土星は先の見えないものを否定し、さらに先に進むことを禁止する。
- 太陽と土星の90度は、太陽が土星に阻まれる。
- なので「ストレスや怒り」を感じる。
- 同時に「反抗心」や「チャレンジ精神」を強めていく。
…などと言うように、根本的なところから詳しく解説してくれるのです。
ですので、ものすごく理解が深まります。
この解説で「太陽と土星が90度の人が、なぜストレスが溜まりやすいのか?」
…その理由がわかりますよね?
すべてのマイナー・アスペクトを網羅
『アスペクト解釈大事典』では
- 72度や150度などのマイナー・アスペクト
- ノー・アスペクト
…なども、しっかりと解説されています。
「太陽と冥王星150度」の解説もバッチリ!
私は、太陽と冥王星の150度を持ってます。
でも、くわしい解説の本がなくて困ってました。
でも『アスペクト解釈大事典』だと、2ページに渡りバッチリ解説されてたんです。
その結果「あ~こういうことだったのね!」と、すごく納得できたのでした。
どんなアスペクトも「ポジティブ」だとわかる!
松村先生は、本書の冒頭で以下のように述べてます。
- 古い時代には、良いアスペクトと悪いアスペクトがあり、そして良い惑星と悪い惑星がありました。
- しかし、このように明暗を作り出すと「全惑星意識」に到達できません。
- ですので本書では、アスペクトの意義については「それぞれ個性が違うが、すべての人にとって必要なものだ」という書き方をしています。
つまり、
…というわけですね。
『アスペクト解釈大事典』では、どんなアスペクトにも良い点が書かれています。
ですので、従来マイナスと捉えられていたアスペクトでも、とてもポジティブに考えることができます。
なんか「希望」が持てますね。
中級者以上向けです
ちなみに『アスペクト解釈大事典』は中級者以上向けです。
アスペクトをおおよそ理解している人が、さらに理解を深めたい場合に重宝する本です。
初心者の方は、まず「完全マスター西洋占星術」で、基礎を勉強しましょう。
本日は、占星術をマスターするのに超オススメ! 松村潔先生の名著「完全マスター西洋占星術」をレビューします。 この本は、占星術の基本が学べるだけでなく、 「なぜ、そうなるのか?」というプロセス 実践的なリーディングのノウハ …
『アスペクト解釈大事典』の口コミや評判
『アスペクト解釈大事典』の口コミや評判をピックアップしてみました。
- アスペクトのことがよく分かる。おすすめの辞典。
- すべてのアスペクトが載ってるので、ネット情報とは違った勉強に一役買いそう。
- 松村先生の解釈は面白い。でも、分厚いので読む時にテーブルがないとキツイ。
- アスペクトの大量の解説を、こうしていつでも読める紙の本にしてくれて有難い。
- 深遠で読みごたえあり。天体の本質を理解するのに良い。
- 例え話をまじえながら書いてあるので面白い。
まとめ
今回は、松村潔先生の『アスペクト解釈大事典』をレビューしました(^◇^)
- 占星術のアスペクトを、根本から学びたい
- 各アスペクトの意味を深く知りたい
- アスペクトをホロスコープ・リーディングに役立てたい
…そんな方に、この本はとても重宝します!
ぜひ、一読してみてくださいね。
占星術の占い師さんの「虎の巻」としても、とても役立つと思います。