西洋占星術にはアスペクトという考え方があります。
アスペクトとは、星と星が作る「角度」です。
この角度によって、私たちの運勢が違ってくるのです。
太陽は、あなたが
- どういう方向に発展してゆくべきか?
- どんな創造的なチャレンジをしてゆくべきか?
…を担っています。
そのため、「太陽×惑星」のアスペクトは自己実現に関するテーマを表すことになります。
このコーナーでは、太陽と水星のアスペクトを解説してゆきます。

「太陽」と「水星」のアスペクトは何を表す?
では、太陽と水星のアスペクトは何を表しているのでしょうか?
自己実現にどう「知性」が関わるか?
水星は「知性」の星です。
太陽と水星のアスペクトは、自己実現に知性がどう関わるか?を表します。
出生図に限って言えば、太陽と水星は28度以上離れる事がありません。
ですので、アスペクトはコンジャンクション(合)のみとなります。
「太陽」と「水星」のアスペクトの意味

では、太陽と水星のアスペクトの意味を解説します。
コンジャンクション(合)
太陽と水星がコンジャンクション(合)の人は、以下のような性質・性格があります。
目的を達成するため、工夫する能力がある
この方は、自分の目的を達成するために工夫する能力があります。
そのための「専門知識の習得」などに秀でているでしょう。
ただし、公平・客観性が保ちにくいことも
ただし、知性としては「公平・客観性」が保ちにくいかもしれません。
場合によっては、自分の目的を達成するためのプロパガンダ的(宣伝的)な知性になってしまう事もあるようです。
自分を表現・主張する能力
また、この方は自分を表現・主張する能力に長けているでしょう。
ですが、自分のことばかりしか話さないような人も多いようです。
コンバスト(近づき過ぎ)
太陽と水星が近づき過ぎると、コンバストと呼ばれます。
諸説ありますが、だいたい3度以内だとコンバストだと考えると良いでしょう。
コンバストは良くない!?
Combust(コンバスト)は「燃える」という意味があります。
水星が太陽に焼かれてしまうんですね~。
水星が焼かれてしまうと、より一層「客観的」ではなく「主観的」になります。
つまり、自分のことが見えない、ひとりよがりな考え方になる恐れがあるのです。
そういった場合は、
- 何でも自分に都合の良いように考える
- 考えが混乱しがち
…という事も多いかもしれません。
まとめ
今回は、太陽と水星のアスペクト!~占星術的な意味~について解説しました。
太陽と水星のコンジャンクションは、目的を達成するための能力があるんですね。
でも、あまり近すぎると客観性がなくなって良くない感じです。
皆さんも、ご自分のアスペクトをチェックしてみてください。
当記事は「完全マスター西洋占星術」と「アスペクト解釈大事典」を参考にさせて頂いてます。
「他の星のアスペクトの意味」を調べたい方は、ホロスコープのアスペクト一覧をご覧ください。