西洋占星術にはアスペクトという考え方があります。
アスペクトとは、星と星が作る「角度」です。
この角度によって、私たちの運勢が違ってくるのです。
月は、あなたの
- 感情
- ありのままの自分
- プライベート、ふだんの生活
…などを表しています。
そのため、「月×惑星」のアスペクトは自分の感情表現やプライベートの在り方などを示すことになります。
このコーナーでは、月と土星のアスペクトを解説します。

「月」と「土星」のアスペクトの意味
では、月と土星のアスペクトは何を表しているのでしょうか?
感情や私生活の制御・管理
月は感情や私生活を表します。
いっぽう、土星は社会性や常識などを表すお堅い星です。
土星は「制御したり管理したりする星」と言って良いでしょう。
そういうわけで、月と土星のアスペクトは感情や私生活の制御・管理を表すと言えます。
「月」と「土星」の各アスペクトの意味

では、月と土星のメジャー・アスペクト
- コンジャンクション(合)
- セクスタイル(60度)
- スクエア(90度)
- トライン(120度)
- オポジション(180度)
…の意味について解説します。
コンジャンクション(合)
月と土星がコンジャンクション(合)の人は、まじめで几帳面な人が多いです。
- 細部にこだわり慎重
- 忍耐強い
- 感情を表に出さない
- 臆病
…なところがあります。
松村先生は「妙に几帳面で、おとなしく、規律のある、臆病な人になる可能性がある」とおっしゃっています。
また、
- 自分自身を息苦しいと感じる
- 「几帳面さ」を他人にも知らず知らず要求する
…などの傾向もありそうです。
セクスタイル(60度)
月と土星がセクスタイル(60度)の人は、感情や生活が適度に安定するでしょう。
松村先生は「外部にある秩序(土星)を当てにして、自分の生活リズム(月)を整えるアスペクト」とおっしゃっています。
たとえば、会社に通っているから規則的になれるというようなことです。
何か外部にあるもので、規則性、安定性、厳格なルールなどが、自分の生活のリズムを維持するのに役立っているというわけです。
スクエア(90度)
月と土星がスクエア(90度)の人は感情を抑圧しがち。
自分自身を規制する傾向がありそうです。
子供の頃に何か「厳格な内容」を刷り込まれた可能性もありますが、年をとるほど中和されてゆくようです。
松村先生は
のびのびとした感情の発育の時期に、[それはいけない]などと分別の意識が圧力をかけると、成長してからも、楽しい事や自由な行動に対して、心の中で[それをするとバチが当たる]と無意識に思いこむクセがついてしまう。
…とおっしゃっています。
トライン(120度)
月と土星がトライン(120度)の人は、私生活が規則的になり、自己管理がしっかりしているでしょう。
感情の揺れが少なく、節度があります。
信頼できる人という印象を与えるので、重要な任務を任せられることも多いようです。
オポジション(180度)
月と土星がオポジション(180度)の人は、良い意味で自分に規律を課す人でしょう。
「月=私生活」を規律正しくおこないそうです。
ただし、ルール意識が強く、憂鬱な感情に支配される傾向があるようです。
人によっては「修行的」になることもあるでしょう。
松村先生は、「相手を軽く見ることができず、相手が気まぐれに何か言っても、それを深刻に受け止め、忠実に果たそうとする」とおっしゃってます。
まとめ
今回は、月と土星のアスペクト!占星術的な意味を解説しました。
月と土星は、ハードアスペクトだとマジメすぎになりそうですね。
皆さんも、ご自分のアスペクトをチェックしてみてくださいね。
ちなみに、当記事は「完全マスター西洋占星術」と「アスペクト解釈大事典」を参考にさせて頂いてます。
「他の星のアスペクトの意味」を調べたい方は、ホロスコープのアスペクト一覧をご覧ください。