西洋占星術にはアスペクトという考え方があります。
アスペクトとは、星と星が作る「角度」です。
この角度によって、私たちの運勢や性格が違ってくるのです。
木星は、
- 発展・拡大
- 寛大・受動・容認
- 精神・宗教
…などを表しています。
そのため、「木星×惑星」のアスペクトは、どのような形で成長し、豊かさを広げてゆくのか?を表すことになります。
このコーナーでは、木星と冥王星のアスペクトが示す運勢と性格を解説します。
木星と冥王星のアスペクトの意味
では、木星と冥王星のアスペクトはどんな意味になるのでしょうか?
権力志向
木星は「発展・拡大」、冥王星は「支配力・根源のパワー」などを表します。
そのため、このアスペクトは権力志向を表わすと言って良いでしょう。
木星と冥王星の各アスペクトが示す運勢と性格

では、木星と冥王星のメジャー・アスペクト
- コンジャンクション(合)
- セクスタイル(60度)
- スクエア(90度)
- トライン(120度)
- オポジション(180度)
…が示す運勢と性格について解説します。
メジャー・アスペクトの基本をご存じない方は、以下も併せてご覧ください。

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コンジャンクション(合)
木星と冥王星のコンジャンクションは、約13年に一度起きる配置です。
この配置の人は、決して狭量ではないのですが、権力を握ると独裁者になりそうな感じがあります。
松村先生は
- 海王星と木星(の合)は、とことん人の良い世代
- 冥王星と木星(の合)は、態度の大きな「支配者的な願望」を抱くことも多い世代
・・・と、おっしゃってます。
組織の中で権力を握る、超リッチになる
もちろん、このアスペクトが悪いわけではありません。
木星の豊かさを極限にまで強めますので、「超リッチ」になることもあるでしょう。
また、冥王星の支配力が拡大するので、組織の中で「権力」を握る人も出てくることでしょう。
- 極端なまでに細かいことを気にしない
- 自分のすることは必ず正しいと考える
- 何らかの分野で力を握る
・・・などの傾向もあるようです。
セクスタイル(60度)
セクスタイルは、違った要素をうまく反応させることができます。
木星と冥王星がセクスタイルの人は、木星の「発展性」に冥王星の「根源のパワー」がほどよく加わり、力強く発展してゆくことができそうです。
松村先生は「木星は冥王星の助けを受けて押しが強くなるので、公式の場でも強気になり、卑屈になることがありません。」とおっしゃってます。
スクエア(90度)
90度は、ふいに影響を及ぼします。
ですので、木星と冥王星がスクエアの人は、木星の「社会性」を冥王星が「予想外な形」で破壊的にします。
たとえば、酒が入ると急に傲慢になったり、人を侮辱するような発言をするなどがあるかもしれません。
酒が入ってなくとも、折りに触れ、こういう冒涜的な態度が出てくる可能性もあります。
松村先生は
- 態度の横柄さや過剰な押しの強さが出てくる
- 傲慢不遜で「冒涜的な姿勢」にもなってくる。
・・・とおっしゃってます。
このアスペクトの有名人(マツコ・デラックスさん・江頭2:50)
マツコ・デラックスさんが、このアスペクトをお持ちですね。
常に知的なマツコさんですが、いきなりの毒舌が多いのもこのせいでしょうか?
- 江頭2:50
トライン(120度)
トラインはスムーズ、安定的に働きます。
木星と冥王星がトラインの人の中では、権力志向が常に安定的に育まれています。
松村先生は
- 強い「現世肯定主義」が特長
- 成功や権力を積極的に肯定し、素直にステイタスの向上を願う
- その姿勢には屈折がないので、周囲もこの人の野心を認めざるを得ない
・・・とおっしゃってます。
また、何度挫折しても完璧に回復してしまう「復活力」や「打たれ強さ」も備わっているようです。
このアスペクトの有名人(村西とおる氏)
AV監督の村西とおる氏が、この配置ですね。
ハワイで370年の求刑を受けたり、50億円の負債で事業が倒産したんですよね。
でも、村西監督は、何度でも復活するんですよね。
オポジション(180度)
- 90度は、想定外の横から影響が入ってくる。
- それに比べ、180度は正面から向かう形で発揮される。
- つまり、180度は目標に向かうことであり、はっきりとそこに飛び込む。
そういうわけで、木星と冥王星による「権力志向」は、外へ向かって過剰に発揮されます。
松村先生は、以下のようにおっしゃっています。
- 権威をこき下ろしながら、自分がその権威に成り代わることを目的とするようになる
- 自分が法律であると公言してはばからない人もいる
- また、過剰な豪華主義になるかもしれない
木星と冥王星がオポジションの人は、大なり小なり、傲岸不遜なところが現れてきそうですね。
このアスペクトの有名人(前澤友作さん)
元ZOZOの社長、前澤友作さんがこの配置ですね。
権力志向かどうかはわかりませんが、拡大力が半端ないですし、豪華主義でもあります。
まとめ
今回は、木星と冥王星のアスペクトが示す運勢と性格を解説しました。
この配置の人は、良い意味でも、悪い意味でも「野心家・権力志向」の人が多いかもしれませんね。
皆さんも、ご自分のアスペクトをチェックしてみてくださいね。
ちなみに、当記事は「完全マスター西洋占星術」と「アスペクト解釈大事典」を参考にさせて頂いてます。
「惑星どうしのアスペクト」その意味を調べたい方は、以下をご覧ください。




