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「土星」と「天王星」のアスペクト(角度)!~占星術的な意味~

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西洋占星術にはアスペクトという考え方があります。

アスペクトとは、星と星が作る「角度」です。

この角度によって、私たちの運勢が違ってくるのです。

このコーナーでは、土星と天王星のアスペクトを解説してゆきます。

目次

土星と天王星のアスペクトの意味

土星は、

  • 安定
  • 常識
  • 計算

…などを表しています。

では、土星と天王星のアスペクトはどんな意味になるのでしょうか?

科学的な姿勢・厳密な処理能力

土星は「安定・常識・計算」、天王星は「普遍性・客観性・科学性」などを表します。

そのため、このアスペクトは、科学的な姿勢・厳密な処理能力を表わすと言って良いでしょう。

そのため、かなり緊張感を生みやすいアスペクトになります。

おそらく、この土星と天王星は、すべてのアスペクトの中で最も緊張した、寛容さのないアスペクトです。

(松村先生「アスペクト解釈大事典」より)

土星と天王星の各アスペクト

では、土星と天王星のメジャー・アスペクト

  • コンジャンクション(合)
  • セクスタイル(60度)
  • スクエア(90度)
  • トライン(120度)
  • オポジション(180度)

…について解説します。

コンジャンクション(合)

土星は「計算」、天王星は「客観性」です。

ですので、土星と天王星の合は科学的な姿勢を強めます

データーや計算を重視する世代と言えるでしょう。

公平ですが、厳密な人となりを生み出しそうです。

妥協のない精密さがあり、ガンコ

松村先生は

  • このアスペクトがあるサインの性質に妥協のない精密さが生まれる
  • 一般的には、「科学的な分野」とか「計算」「実務」などで強力な力を発揮することになる

・・・とおっしゃってます。

ただし、

  • 頑固でなかなか環境に適応しづらい
  • 妥協しない緊張体質

・・・などの人が多いようです。

セクスタイル(60度)

セクスタイルは、違った要素をうまく反応させることができます。

土星と天王星がセクスタイルの人は、土星の「計算力」に天王星の「客観性」がほどよく加わります。

なので、しっかりした処理能力が出てきます。

松村先生は

「風と火」のセットならば知的分野で、「水や地」ならば実生活で処理能力を発揮する。

…とおっしゃってます。

スクエア(90度)

90度は2つの星が戦うので「ギクシャクした影響」を及ぼします。

土星と天王星がスクエアの人は、土星の「ルール意識」を天王星が「改革」しようとします。

ですが、土星は抵抗します。

天王星は「その場でしか通用しないル-ル」には従いませんが、土星にとっては「今この場所でのルール」を守ることが大切だからです。

そのため、このアスペクトは、普遍的ルールに従うか、現場的ルールに従うかで葛藤がある人と言えるでしょう。

周囲とギクシャクすることが多い

松村先生は、

  • 土星に従う精神がありながら、同時に天王星的な普遍性に意識が向いていると、タイミングを外すことが多く、その場の空気にスムーズにあわせられなくなる
  • その場の空気に合わせられないことを自覚しているので、理屈として空気に合わせようとして、ギクシャクした行動を取ることも多くなる
  • 気を使っていつもりが、一番迷惑なことをしてしまったり、思いやり行動のつもりで結果として傷つけたりすることもある。

・・・とおっしゃってます。

いずれにしろ、原則やルールに関してこだわりがあり、その結果、周囲との関係がギクシャクしてしまうことが多そうです。

このアスペクトの有名人(太宰治氏)

作家の太宰治氏が、このアスペクトをお持ちですね。

太宰先生は、ほんとうに葛藤の多い人生を歩んできました。

「土星と天王星」だけでなく「土星と海王星」もスクエアです。

ですので、ルールの葛藤だけでなく、理想と現実との葛藤にも、そうとう悩まれたのだと思います。

トライン(120度)

トラインはスムーズ、安定的に働きます。

土星と天王星によって作られる「科学的な厳密さ」「計算能力」などを、安定して発揮できます

松村先生は、

このアスペクトを持っている人は、計量、計算、計測など正確さを必要とする仕事に優れた能力を発揮する。

・・・とおっしゃってます。

ただし、柔軟性には欠けるそうですよ。

オポジション(180度)

松村先生は、以下のように述べておられます。

  • 90度は、想定外の横から影響が入ってくる。
  • それに比べ、180度は、正面から向かう形で発揮される。
  • つまり、180度は目標に向かうことであり、はっきりとそこに飛び込む。

そういうわけで、土星と天王星による「厳密さ」は、外へ向かって過剰に発揮されます

このアスペクトの有名人(林修氏)

「いつやるか? 今でしょう!」の林修氏がこの配置をお持ちです。

厳正さを外に打ち出せるキャラなので、クイズや教養番組などに引っ張りだこなのでしょう。

改革者としても資質がありそう

ちなみに、松村先生は「土星と天王星180度」について

妥協できず、理屈を言い張り、その場その場で柔軟に姿勢を変えることができない不器用な性質

・・・とおっしゃっています。

もちろん、それが悪いわけではなく改革者としても資質があるということにもなります。

女優の小泉今日子さんも、このアスペクトを持ってますね。
SNSで、堂々と政治批判をする小泉さん…ステキですね!

まとめ

今回は、土星と天王星のアスペクト(角度)~占星術的な意味~を解説しました。

土星と天王星のアスペクトは、理屈っぽくて、ある意味、不器用な人が多いかもしれませんね。

ちなみに、土星も天王星も動きがとても遅いです。

なので、このアスペクトは「個人」としてというより、「世代」としてのアスペクトです。

その辺を考慮しつつ、ご自分のアスペクトをチェックしてみてくださいね。

当記事は「完全マスター西洋占星術」と「アスペクト解釈大事典」を参考にさせて頂いてます。

「他の星のアスペクトの意味」を調べたい方は、ホロスコープのアスペクト一覧をご覧ください。

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