このコーナーでは、ちょっと不思議な占星術を紹介してゆきます。
…それは、サビアン占星術です。
今まで、占星術で運命を鑑定するためには、
- 星座
- ハウス
- アスペクト
…などで調べていましたね?
しかし、今回ご紹介するサビアン占星術はちょっと違います。
サビアン・シンボルという、詩文を使って鑑定してゆくのです。
サビアン占星術とは?
このコーナーでは、不思議な詩文で占うサビアン占星術について解説します。
サビアンシンボルの登場
サビアンシンボルには透視が関わっています。
マーク・エドモンド・ジョーンズと言うアメリカの占星術研究家がいました。
なんと、彼は1925年、エリス・フィラーという女性詩人に星座の度数の意味を透視させたのです。
エリス・フィラーは、車椅子に乗った透視家です。
ホロスコープの「すべての度数」を霊視!
ホロスコープは、牡羊座~魚座まで「360度」あります。
このすべての度数を霊視し、イメージとして導き出したもの…
それが「サビアンシンボル」です。
サビアンシンボルってどんなもの?
サビアンシンボルには、12星座すべての度数が「イメージ」として表されています。
たとえば
星座の度数 | イメージ |
---|---|
牡羊座4度 | 「恋人たちが秘密の散歩を楽しむ」 |
蟹座5度 | 「踏切で列車にぶつかった車」 |
蠍座13度 | 「発明家が研究室で実験している」 |
魚座20度 | 「夕食のためにセットされたテーブル」 |
…など
各星座の1~30度までのすべてに、あるシーンを切り取ったかのような独特のイメージが与えられているのです。
この360個の「不思議なシンボル群」…これがサビアンシンボルです。
ディーン・ルディアによる「サビアン占星術」への発展
このサビアンシンボルの研究を続け、占星術として体系化した人がいます。
それが、フランス人のディーン・ルディアという占星術師でした。
彼は1973年に「アストロロジカル・マンダラ」というサビアン占星術の本を出しました。
この業績によって、彼は「20世紀最大の占星術師」と言われるようになったのです。
サビアン占星術で何がわかる?
サビアン占星術は、実に不思議な占いです。
太陽、火星、金星、冥王星…など、各惑星にシンボルが割り当てられます。
そして、 そのシンボルは何となく思い当たることが多いのです。
…と驚く方も多いのではないでしょうか?
今までの占星術とはどう違う?
今までの占星術は、
- 星座
- アスペクト
- ハウス
…などを使って鑑定していました。
これはある意味「伝統的」「科学的」な占いと言えます。
一方、サビアン占星術はシンボル(イメージ)を読み解くことによって占うものです。
どちらかと言うと、霊視に近い占いと言えるかもしれません。
たとえば「恋人たちが秘密の散歩を楽しむ」と言うサビアンシンボルがあります。
なんとなく、イチャイチャする場面が見えてきますよね~(◎Д◎)霊視
日本のサビアン占星術家
その後、サビアン占星術を、日本の占星術家がさらにくわしく研究し、発展させました。
その結果、私たちも実用化できるようになったのです。
以下のお二方は「サビアン占星術」を発展させた大功労者と言って良いでしょう。
直居あきら氏
実際にディーン・ルディアに会い「サビアン占星術」を更に深め、日本に紹介した。
「神智学」をベースに、深いシンボル解説をされている。
松村潔氏
著名な西洋占星術家。
サビアンシンボルの解析に「数字が持っている意味」を活用し、より科学的にシンボルを分析することを可能にした。
サビアン占星術に新しい視点を切り開いたキーパーソン。
松村潔先生の「サビアン占星術」がおすすめ!
特に、松村潔先生の功績はとても大きいと思います。
無秩序でわかりにくかったサビアンシンボルが、理路整然としたものになりました。
その結果、私たちにもサビアン占星術が身近なものになったのです。
「サビアン占星術」を勉強するなら、松村先生の本がオススメです。
まとめ
今回は、サビアン占星術(サビアンシンボル)についてご紹介しました。
いかがでしょう?
何となくイメージがつかめましたか?
これからも「サビアン占星術」を優しく解説してゆきますね。
以下の記事もご覧になると、もっとくわしくわかりますよ。