本日は、占星術のサビアンシンボル「12度」の
- 意味
- 特長
- 読み方
…などについて解説します。
松村先生によると、12度は「未知の探究」という数字のようです。
星座(サイン)の12度は、未知の探究!?
今回、考察するのは、サビアンシンボルで12度にあたるシンボルです。
サビアンシンボル12度 | |
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牡羊座12度 | 野生の鴨の群れ |
牡牛座12度 | ウインドウショッピングをする人々 |
双子座12度 | 生意気に自己主張する少女トプシー |
蟹座12度 | メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女 |
獅子座12度 | 宵の芝パーティー |
乙女座12度 | ベールをはずされた花嫁 |
天秤座12度 | 鉱山から出てくる炭坑夫 |
蠍座12度 | 大使館の舞踏会 |
射手座12度 | ときの声をあげる鷹に変化する旗 |
山羊座12度 | 講義をする自然の学徒 |
水瓶座12度 | 上へと順に並ぶ階段の上の人々 |
魚座12度 | 新参者たちの試験 |
このコーナーでは、ちょっと不思議な占星術を紹介してゆきます。 …それは、サビアン占星術です。 今まで、占星術で運命を鑑定するためには、 星座 ハウス アスペクト …などで調べていましたね? しかし、今回ご紹介するサビアン …
12度は「未知の探究」!?
松村潔先生の「ディグリー占星術」によると、12度は「未知の探究」となっています。
松村先生は、
12度は、まず「潜在的な可能性」や「誰も気づかない事」に目をつけて、誰もが通り過ぎるようなものの中から重要なものを発見する。
…とおっしゃっています。
そのため、12度のサビアンシンボルを持つ人に対しては、管理するより放置しておく方が有意義な仕事をするそうです。
自由にさせとく方が「重要な発見」をしたりするんでしょうね。
ちなみに、この記事は、松村潔先生の「ディグリー占星術」と「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせて頂いてます。
サビアンシンボル「12度」各サインの意味
では、サビアンシンボルの意味をまとめておきます。
牡羊座12度「野生の鴨の群れ」
自然の中に秩序を見いだし、それを体現する
牡羊座の第2グループ(6度~10度)は、
- 抽象的な概念
- 宇宙的な原理
- 世界を根底から動かしている法則
などを知るグループでした。
第3グループ(11度~15度)では、それをそのまま現実の世界に当てはめ、世界を変えようとします。
牡羊座11度「国の支配者」では、有無を言わせず支配者になろうとしました。
しかし、牡羊座12度「野生の鴨の群れ」では「自然法則によって秩序は保たれているので、無理に支配する必要はない」ことに思い至ります。
牡羊座12度は、自然界に「宇宙の秩序」が反映されていることを発見する度数。
この方は、自然の中に秩序を見いだし、それを体現するので、人の指導は受けつけないところがあるようです。
この人には、あまり干渉し過ぎてはならないようですね。
牡牛座12度「ウインドウショッピングをする人々」
贅沢さに関心が集中する
牡牛座の第2グループ(6度~10度)は「他の人との違いを乗り越えて互いを理解する」グループでした。
松村先生によると、牡牛座の第3グループ(11度~15度)は「豊かさを追求してリスクを負う」と言うグループのようです。
牡牛座11度「花に水をやる女」では、少し欲張りな気持ちが芽生え、自分のために時間を使いたくなりました。
牡牛座12度「ウインドウショッピングをする人々」では、もっと贅沢さに関心が集中します。
欲しいものがたくさんでてきます。
華やかな自分をイメージして、それに近づくように色々と整えようとするようです。
お買い物が大好きでどんどん贅沢になってゆく傾向がある。
双子座12度「生意気に自己主張する少女トプシー」
伝統や組織に依存する生き方に反抗し「個人主義的な権利」を主張する
双子座は、第1グループ(1度~5度)や第2グループ(6度~10度)で知性を育成しました。
第3グル-プでは、その知性を使って「未体験の分野」に飛び込んで行きます。
双子座11度「体験における現実主義の新しい道」では、新しい体験を求めて見知らぬ分野に飛び込みました。
しかし、そこでは当然「新参者」として習慣やルールなどに従うことが求められます。
双子座12度「生意気に自己主張する少女トプシー」では、こうした圧力に屈することを拒否します。
少女トプシーは「アンクルトムの小屋」に出てくる黒人奴隷の子供です。
伝統や組織に依存する生き方に反抗し、個人主義的な権利を主張することになります。
若気の至りと言う様な行動をしがちですが、一人で戦う勇気も持っているので、最後まで自由を主張すべきです。
蟹座12度「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女」
誰からも価値を認められなくとも、「自分が発掘したもの」を自分の力で大切に育てようとする
蟹座は、第2グループ(6度~10度)で「他を育てるやさしい本能や豊かな感情を育成」しました。
第3グループ(11度~15度)では、この純粋な感受性を外に向かって主張してゆきます。
蟹座11度「しかめつらするピエロ」では、従来の権威を否定し「自分が内面で感じたこと」をそのまま押し出しました。
蟹座12度「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女」では、自分が感じたこと、信じたことを強気で押し切り、信念を変えません。
何らかのメッセージを持って生まれて来た「赤ん坊の価値」を知っているのはこの女性だけです。他の人にはわかりません。
誰からも価値を認められなくとも「自分が発掘したもの」を、自分の力で大切に育てようとします。
獅子座12度「宵の芝パーティー」
上手なアピール能力、プレゼンテーション能力を発揮する
獅子座は、第2グル-プ(6度~10度)では、火の力を内向させ「創造的な力」を育成してきました。
第3グループ(11度~15度)では、外交的になり、獅子座らしい「遊び精神」を伸び伸びと発揮するようになります。
獅子座11度「大きな樫の木にあるブランコに乗る子供たち」では、いつも面白いことを考え、アイデアを練り、遊びに熱中しました。
獅子座12度「宵の芝パーティー」では、更に一歩進み「上手なアピール能力」「プレゼンテーション能力」を発揮し、自分を演出します。
虚栄心が強めですが、それが強くなければ「アピール力を鍛える」という意欲も出て来ません。
見栄っ張りで子供っぽく「社交的な場」に出かけることを好む人が多いようです。
乙女座12度「ベールをはずされた花嫁」
未知のものを「既知」に変えようとする
乙女座は、第2グループ(6度~10度)で「感情」や「知性」の表現の幅を広げてゆきました。
第3グループ(11度~15度)では、乙女座は「より実際的」「より地上的」になってゆきます。
目に見えることを、キチンと管理したくなってくるでしょう。
乙女座11度「母親の期待の鋳型にはまる少年」では、自分の目に入る全てのものを「自分の管理の元」に置こうとしました。
乙女座12度「ベールをはずされた花嫁」では、「隠された自然界の法則」を解明しようとします。「未知」のものを「既知」に変えようとするのです。
謎があればどこまでも追求し、
疑問点を必ず解明することにこだわる人が多いようです。
なんと!松村潔先生の「愛蔵版 サビアン占星術」が発売されましたね! こちらは、大人気プレミア本「決定版!!サビアン占星術」の増補改訂版となります。 ご存じの方も多いと思いますが「決定版!!サビアン占星術 」は絶版となって …
天秤座12度「鉱山から出てくる炭坑夫」
「未知の知恵」を発掘するため研究する
天秤座は、第2グループ(6度~10度)では、反動や妨害などを体験し、それを克服することにより「公平で感情の動揺の少ない人格」を形成しました。
第3グループ(11度~15度)では、さらに「客観的な知恵」を開発してゆきます。
「研究者的な性質」が出てくることもあるようです。
天秤座11度「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」では、智慧を他者に伝達、指導してゆきました。
しかし、そこで自分の考えを吐き出し尽くしてしまうと「新しい力」が必要です。
天秤座12度「鉱山から出てくる炭坑夫」では、未知の知恵を発掘するため「研究心」が旺盛に働きます。
徹底して掘り下げる研究者のような気質です。
強い集中力を発揮して、テーマに釘付けになる。かなり無理なことをする傾向があるので健康には気をつける必要がある。
蠍座12度「大使館の舞踏会」
見てくれの良さをアピールし「有益な他者」とのパイプを作りだそうとする
蠍座は、第2グループ(6度~10度)では、障害や限界を突破し、相手に深く入り込み「相手と結びつく力」を身につけました。
第3グループ(11度~15度)では、この「人と結びつく力」を、親密な相手だけではなく、もっと「対外的」に広く活用しようとします。
蠍座11度「救助される溺れた男」では、人との結びつきを作るため、自分の安全を犠牲にして「いちかばちか」の賭けに出ました。
しかし、思いをむき出しにしても人に誤解されることが多く、この社会ではもっと巧妙に立ち回る必要があると考えます。
蠍座12度「大使館の舞踏会」では、見栄を張り、見てくれの良さでアピールして関係性を作り出す方法を取ります。
このサビアンシンボルの人は、自分の一番良いところを見せようと努力する人です。それによって有益な「他者とのパイプ」を作りだそうとします。
射手座12度「ときの声をあげる鷹に変化する旗」
「直感」が即「行動」に変化する
射手座は、第2グループ(6度~10度)では、極限にまで精神性を高めてゆきました。
第3グループ(11度~15度)では、その精神性を外にアピールしてゆきます。
射手座11度「寺院の左側にある物質的さとりをもたらすランプ」では、オカルト的な一般に知られていない知識を探究しました。
射手座12度「ときの声をあげる鷹に変化する旗」では、無意識の領域から直感を引き出し、その直感が即行動に変化して行きます。
思いついたことはすぐ実行しないと気が済まない傾向があるでしょう。
- 旗は記号であり、その記号が鷹に変化すると言う事は、認識が行動へと変わることを意味します。
- 知識はそのまま行動意欲へと変換されます。つまり、何か発見すると、それは新しい運動をすることになります。
山羊座12度「講義をする自然の学徒」
「未知の知識」の研究をする
山羊座は、第2グループ(6度~10度)では、既存の共同体の中で活動していました。
第3グループ(11度~15度)では、既存のものではなく、新しい共同体を作り出します。
これは、誰でもが入れるわけではないクローズドなサークルです。
山羊座11度「キジの大きな群」では、少数の限定された共同体に参加したり、あるいはそのようなサークルを作りました。
山羊座12度「講義をする自然の学徒」では、そのような閉じられた環境の中で、未知の知識の研究をしてゆきます。
水瓶座12度「上へと順に並ぶ階段の上の人々」
「独自の判断基準」で人の価値を測る
水瓶座は、第2グループ(6度~10度)で、水瓶座らしい、どこのローカルにも属さないグローバルな自分を構築してゆきました。
第3グループ(11度~15度)では、そんな水瓶座らしい生き方を実践してゆきます。
水瓶座11度「自分のひらめきと向き合う男」では、自分のひらめきを通して「真実の智慧」を開発しようとしました。
水瓶座12度「上へと順に並ぶ階段の上の人々」では、その智慧に基づいて人の価値を決めてゆきます。
社会的な地位や家柄などではなく、まったく「別の基準」で人を値踏みしようとします。
水瓶座ですから、地位や名声や財産など「実社会的なもの」で値踏みをすることはありません。
その人の「意識の発達度」「宇宙との感応度」などが判断基準となるでしょう。
しかし、それも自分の判断基準ですので、「決めつけ」で人を見てしまうことも多いようです。
魚座12度「新参者たちの試験」
「超越的なもの」から、洗いざらい資質をチェックされる
魚座は、第2グループ(6度~10度)で、物質が支配すると言う価値観から、目に見えないものが支配するという価値観への逆転が起こりました。
第3グループ(11度~15度)では、古い時代から続く精神的なものを模索してゆきます。
魚座11度「光を探している男たち」では、究極の智慧や超越的なものに惹きつけられました。
魚座12度「新参者たちの試験」では、逆に、その超越的なものから、洗いざらい自分の資質をチェックされます。
より優れた環境や組織に入る際、色々と個人的なものを含め詮索されるのです。
「自分の性癖」なども暴かれることになるかもしれませんので、そんなことはプライドが許さないという人も多いでしょう。
しかし、ここでは、そんな個人のプライドを調整することが大切のようです。
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まとめ
今回は、サビアンシンボル「12度」の意味・特長・読み方を解説しました。
ホロスコープの12度は「未知の探究」です。
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