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【天王星と冥王星の各アスペクト】0度~180度が示す運勢と性格

天王星と冥王星のアスペクト
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西洋占星術にはアスペクトという考え方があります。

アスペクトとは、星と星が作る「角度」です。

この角度によって、私たちの運勢や性格が違ってくるのです。

そのため、「天王星×惑星」のアスペクトは、人生に普遍性や科学性がどのように関わってくるのか?を示すことになります。

このコーナーでは、天王星と冥王星のアスペクトが示す運勢と性格を解説します。

目次

天王星と冥王星のアスペクトの意味

では、天王星と冥王星のアスペクトはどんな意味になるのでしょうか?

強力な社会変革

天王星は「普遍性・社会変革」、冥王星は「強制力・破壊と再生」などを表します。

そのため、このアスペクトは強力な社会変革を表わすと言って良いでしょう。

天王星と冥王星のアスペクトの基本性質

天王星と冥王星のアスペクトの基本性質として、以下を押さえておきましょう。

  • 冥王星は「根底の自己創造力」を意味していて、この深刻な意思を発現させるのに「改革の天王星」をはけ口として利用することになる。
  • つまり、自己の本当の意思に忠実である限り、この人は「これまでの社会システム」という大きな範囲のものを改革しようという行動に出ることになる。
  • 従来までの古い習慣やシステムを破壊し、新しい規律を創造するという破壊・創造のプロセスが進むことになる。

松村潔先生「ハーモニクス占星術」より

天王星と冥王星のアスペクトの特長

松村先生は、「ハーモニック占星術」で、以下のようにおっしゃってます。

  1. パイオニアとして大きな業績をあげた人に、このアスペクトはよく見受けられる。
  2. 何かをおとなしくそのままにしておくことがどうしてもできない。平和と穏やかさを望む世界は、この人から見ると「昏睡の世界」に見えて、イライラすることになる。
  3. 物事を見る視点は常に「大きい範囲」となり、社会全体を見る視点には「天才的な鋭さ」がひらめくこともある。
  4. とは言え、現実的な社会への影響力を発揮するには、木星、火星、土星などの「社会性の惑星」との連結が必要。

天王星と冥王星の各アスペクト

では、天王星と冥王星のメジャー・アスペクト

  • コンジャンクション(合)
  • セクスタイル(60度)
  • スクエア(90度)
  • トライン(120度)
  • オポジション(180度)

…が示す運勢と性格について解説します。

ちなみに、このアスペクトは世代的なものです。

ですので、個人の能力として考えるのであれば、他の「速い速度の星」との関わりで見てゆく必要があります。

メジャー・アスペクトの基本をご存じない方は、以下も併せてご覧ください。

占星術のメジャー・アスペクト!それぞれの意味


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コンジャンクション(合)

これは、1960年代半ばにできたアスペクトで「世代的」なものになります。

松村先生によると、天王星と冥王星の合は、最も強烈な「破壊と再生」のアスペクトだそうです。

60年代半ばに生まれた人は、この下地を持っています。

ですので、彼らが社会的に力を握る時期には、世の中を大逆転させるような現象を起こすことになりそうです。

このアスペクトの有名人(立花孝志さん)

NHK党の立花孝志さんも、このアスペクトを持ってますね。

立花孝志さんの「破壊者っぷり」は、万人が認めざるを得ないでしょう。

セクスタイル(60度)

天王星と冥王星がセクスタイルになったのは、1943年頃、及び、1996年前後です。

松村先生は

  • 60度は「状況の変化」あるいは「条件」に、柔軟に対応しつつ働く。
  • 6の数字は偶数ということもあり、受け身で尖っていない。なので、一気にぶつかって壊してしまうというようなものではない。
  • 何か揺れとか変化がある都度、それを利用して「変革的な力」を小出しに押し込んでくるイメージ。

・・・とおっしゃってます。

スクエア(90度)

天王星と冥王星のスクエアは、1932年前後、及び、2012年~2016年頃にできたようです。

松村先生は、以下のようにおっしゃってます。

  • 冥王星の90度とは「へし折る」という意味。したがって、天王星と冥王星という改革力・破壊と再生の力は、これまでの何かを押しつぶすことで成り立つ。
  • このアスペクトを持つ人は、トラブルを好む傾向がある。というのも、安穏とした平和な生き方を嫌うから。
  • 生き生きとした刺激が欲しくて、そのために自らトラブルを作る傾向もある。

このアスペクトの有名人(石原慎太郎氏)

1932年生まれの石原慎太郎氏は、このアスペクトをお持ちですね。

石原氏はコワモテで、なにかとトラブルを引き起こしていたイメージがあります。

トライン(120度)

冥王星の120度は修復する諦めたことにもう一度取り組むなどの意味があるようです。

このアスペクトは1920年代にできたものです。

多少は「穏やかで建設的」なものになる

松村先生は「天王星と冥王星のトライン」に関して、以下のようにおっしゃってます。

  • 破壊と再生といわれる天王星と冥王星にしては穏やかで建設的なものになる。
  • 天王星の性質(普遍性)を冥王星が力づけ、天王星が挫折しないようにサポートしている。

このアスペクトは、「改革的な仕事」にじっくり取り組んでゆけそうですね。

このアスペクトの有名人(川崎真治氏)

このアスペクトを持ってる人には、歴史言語学者の川崎真治氏がいます。

氏がされた仕事の一つに、日本古代史の謎を「シュメール語」の視点から解明する、という事がありました。

これは、「現代の私たちが失ってしまったル-ツ」を回復・修復しているわけですね。

オポジション(180度)

松村先生は、以下のようにおっしゃってます。

  • 冥王星は太陽系の外との接点。なので、太陽系の外にあるものを天王星を受け皿にして持ち込む。
  • そして、180度は決してガマンできない性質なので、それを強く押し出す。

天王星と冥王星のオポジションは、常識を覆すようなことをやらずにはいられない!という感じですかね。

ちなみに、このアスペクトは、最近では1901年にできたそうです。

まとめ

今回は、天王星と冥王星のアスペクトが示す運勢と性格を解説しました。

天王星と冥王星のアスペクトは、一言でいうと破壊者ですね。

この角度を持っている方は、大なり小なり破壊衝動を持っているかもしれません。

ちなみに、天王星も冥王星も動きがとても遅いです。

なので、このアスペクトは「個人」としてというより、「世代」としてのアスペクトです。

その辺を考慮しつつ、ご自分のアスペクトをチェックしてみてくださいね。

当記事は「完全マスター西洋占星術」と「アスペクト解釈大事典」を参考にさせて頂いてます。

「惑星どうしのアスペクト」その意味を調べたい方は、以下をご覧ください。

ホロスコープのアスペクト(惑星vs惑星)一覧

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