本日は、占星術のサビアンシンボル「5度」について考えてみたいと思います。

松村先生によると、5度は「チャレンジ」に関する数字のようです。

サビアンシンボルとは?

まず、最初にサビアンシンボルについて説明します。

サビアンシンボルとは、簡単に言うと、1つの星座を30等分し、1度づつの意味を出したものです。

たとえば…

  • 牡羊座1度…「女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」
  • 牡羊座2度…「グループを楽しませているコメディアン」
  • 牡羊座3度…「彼の祖国の形をした男の横顔の浮き彫り」

…など

牡羊座~魚座まで「合計360個」の意味が出てきます。

星座(サイン)の5度は「チャレンジ」と「刺激」!?

今回、考察するのは、サビアンシンボルで5度にあたるシンボルです。

サビアンシンボル5度
牡羊座5度 羽のある三角
牡牛座5度  開いた墓の前にいる未亡人
双子座5度 過激な雑誌
蟹座5度 列車に破壊された自動車
獅子座5度 絶壁の端にある岩の塊
乙女座5度 妖精の夢を見る男
天秤座5度 心の内面の知恵を教える男
蠍座5度  大きな岩場の海岸
射手座5度 木の高いところにいる老いたフクロウ
山羊座5度 カヌーを漕ぎ戦争の踊りを踊っているインディアン
水瓶座5度 先祖の委員会
魚座5度 教会のバザー

4度は「普遍」、5度は「冒険」

松村潔先生の「ディグリー占星術」によると、【5度】は「冒険と刺激」となります。

4度は「普遍」でした。そして、5度ではその「普遍パワー」を使ってチャレンジや冒険が始まります。

松村先生は「5度は、4度の普遍性・共有性によってチャージされ、しかし、退屈で刺激のない状態に飽きて、もっと刺激的なことをしようとする」とおっしゃっています。

5度は、自分を変えずに拡大してゆく

5と言う数字は、五角形や五芒星と関係があります。

五角形や五芒星には、たくさんの「黄金比」が隠されています。

黄金比で作られる図形には対数螺旋(黄金渦巻)があり、黄金渦巻は自分の形を変えることなく拡大します。

松村先生は「5数は自分の元々の形を変えずに拡大する、つまり、自分の、他の人とは違う主張をそのまま増大させる…」との旨をおっしゃっています。

どうやら5度は、自分を変えないで拡大してゆく、そのスタートの数字と言うことになりそうです。

サビアンシンボル「5度」各サインの意味

では、松村先生の「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせていただきながら、

シンボルの意味をまとめてみます。

牡羊座5度「羽のある三角」

物事を直観的・抽象的に理解し、実践する力

牡羊座は、3度「彼の祖国のかたちをした男の横顔の浮き彫り」で集団の意識を映す鏡となり、4度「隔離された歩道を歩く2人の恋人」で親密な対人関係を作ることによって自分の自我を確立して行きました。

牡羊座5度「羽のある三角」では、それを踏まえた上で、改めて個人の可能性を解き放つ衝動を抱きます。

松村先生は「三角が創造的な原理を、羽は飛躍する性質を象徴していますから、きわめて抽象的な理想のことを示している」とおっしゃっています。

この度数の方は、物事を直観的・抽象的に理解することができます。

また、社会性や実用性などに捕らわれず、現実離れした理想を実践しようとする力があります。

牡牛座5度「開いた墓の前にいる未亡人」

自分の過去の資質に縛られず、人生の価値を自力で作り出してゆこうとする

牡牛座は、4度「虹にある金の壷」で自分の運命や資質を受け入れ、信じることで幸運を得ました。

しかし、牡牛座5度「開いた墓の前にいる未亡人」では、自分を新しくするために過去の資産を消費する態度を捨てます。

自分の素質に寄りかかって生きることをやめ、人生の価値を自分で作り出すことをし始めるのです。

松村先生は「牡牛座が生まれつきの資質や、あらかじめ用意された条件の中で生き延びて行けるのは、この第一グループ(1度~5度)だけです。これまでスムーズに進行していた流れはここで停止して、新たに対策を立てなくては進めないのです。」とおっしゃってます。

この度数の方は、自分の過去の資質に縛られず、人生の価値を自力で作り出してゆこうとする人です。

双子座5度「過激な雑誌」

自分のもてる知性や言葉の力を使って、人心を煽ることに関心を抱く

5度は、第1グループ(1度~5度)の「まとめ」にあたります。

双子座1度「ガラス底のボート」で見たインパクトを、5度では他者に伝達してみるということになるようです。

双子座3度「テューレリー庭園」では、知識から法則を生み出し、双子座4度「ヒイラギとヤドリギ」では、法則や論理ではなく、人間らしい情感を培いました。

双子座5度「過激な雑誌」では、刺激的な交流をしてゆきます。

単に情報をやり取りするだけでなく、そこにワクワクするような刺激やインパクトを求めるのです。

松村先生は「普通の事では面白くなく、新しいネタを見つけたら、それを扇動的に流して何かを揺さぶりたいのです。」とおっしゃっています。

この度数の方は、自分のもてる知性や言葉の力を使って、人心を煽ることに関心を抱くようです。

蟹座5度「列車に破壊された自動車」

大きな力によって自分のエゴが破壊され、個人を超えた集団の価値に同化してゆく

松村先生は「蟹座5度では、個人を超えたより大きな価値基準の中に吸収される、その最後の仕上げのようなシンボルが登場する」とおっしゃっています。

蟹座5度「列車に破壊された自動車」では、集団の大きな力によって、自分のエゴを破壊されます。

そのことによって、個人を超えた集団の価値基準に同化してゆくことになります。

  • 出る杭は打たれる
  • より強い力に淘汰される
  • 小集団が大集団の力に吸収される

…と言うことを経て、より成長してゆくのがこの度数の方です。

獅子座5度「絶壁の端にある岩の塊」

自分本位な力の盛りあがりに水を差され、方向転換を迫られる。

獅子座1度~4度で、盛り上がっていた獅子座の活力ですが、獅子座5度「絶壁の端にある岩の塊」では、現実の壁にぶつかります。

自分の無謀さに気づき、獅子座は無謀なチャレンジを見直すことになります。

松村先生は「獅子座の自分本位な力の盛りあがりに水を差され、子供っぽい意志の暴走を止められ、改めてもっと大きな目標にチャレンジする方向転換を迫られる。この度数で、より大きな客観的原理に遭遇する。」とおっしゃっています。

乙女座5度「妖精の夢を見る男」

夢のある表現、話を楽しく表現する能力

乙女座の第1グループは、1度「男の頭」で外面的な特徴を明晰に把握することから始まりました。

第1グループの最後、乙女座5度「妖精の夢を見る男」では、ファンタジー的な要素が出て来て、表現に遊びがでてきます。

とは言え、途方もない夢を語ったりするわけではなく、あくまで「表現の遊び」に留まるようです。

松村先生は「たとえば、無骨なトラックにエルフと言う名前をつけると、山の中を軽快に土砂を運ぶものに見えます」とおっしゃっています。

乙女座4度「白人の子供たちと遊ぶ黒人の子供」ではものの見方を多くの人に普及させようという行動でしたが、5度「妖精の夢を見る男」では、ものに託して夢を多くの人に共有させます。⇒松村先生より

…どうやら、この度数は、夢のある表現、話を楽しく表現する能力などに関係するようですね。

天秤座5度「心の内面の知恵を教える男」

親しい人とのコミュニケーションを通じて、自分の本当の意志が明らかになる

天秤座4度「キャンプファイヤーを囲むグループ」では、親密な対人関係がスタートしました。

天秤座5度「心の内面の知恵を教える男」では、親しい人との交流の中で自分の内の秘められた意志がだんだんと明らかになってきます。

松村先生は「天秤座は他者に見られた意識の中で方針を決定するので、一人で考えて意志を固めるということではなく、集まりの中で仲間と会話したり交流したりしながら、だんだんと意志が固まってゆく。」とおっしゃっています。

親しい人とのコミュニケーションを通じて、自分の本当の意志が明らかになります。

蠍座5度「大きな岩場の海岸」

どんなに強い感情をもってしても、動かせない現実があるのがわかる

蠍座は、3度「棟上げ式」で親しい人と共同で新しい家を構築し、4度「火のともったろうそくを運ぶ若者」では、親しい人と濃密な関係を築いて行きました。

しかし、蠍座5度「大きな岩場の海岸」では、現実の壁にぶち当たります。

どんなに強い感情をもってしても動かせない現実があるのがわかります。

松村先生は「たとえば結婚で考えると、相手の気持ちとしては恋愛に夢中になっていても、個人の意志を超えた、たとえば家族の歴史的背景が衝突する場合には、この関係は破綻するかもしれません。」とおっしゃっています。

この度数の方は、個人の意志だけでは根本までを変えることができないことがあると自覚し、そこで、また改めて戦略を立てなおすことになります。

射手座5度「木の高いところにいる老いたフクロウ」

見えないところで扇動したり、根回しをしたりする傾向

射手座は、3度「チェスをする2人の男」でチェスのごとく戦略を練り、4度「歩くことを学んでいる小さな子供」でその戦略を現実に適用してゆきました。

ですが、あまり正攻法なやり方ばかりでは効果は期待できません。

そこで、射手座5度「木の高いところにいる老いたフクロウ」では裏工作の領域に踏み込みます。

見えないところで扇動したり、根回しをしたりする傾向がでてきます。

人心を背後から動かす陰謀や歴史の裏側などにも興味があるかもしれません。

戦ったりチャレンジしたるすることが大好きな射手座ですが、
「木の高い所にいる老いたフクロウ」のシンボルを持っている人は
見えないところで裏工作をしたりすることもできる人です。

正道のまともな行為に飽きて、裏側のことにも興味を抱いた結果、
例えば、当人の知らないところで何らかの手を打っておいたり、目に見えないところで有効な工作をしたりすることをやってのけることもあるでしょう。

山羊座5度「カヌーを漕ぎ戦争の踊りを踊っているインディアン」

お互いに鼓舞し合って大きな目標に取り組んで行く

山羊座は、3度「成長と理解に対して受容的な人間の魂」で実績を出すことに注力し、4度「大きなカヌーへ乗り込む一団」では、確実な業績を上げるため、仲間と結束しました。

山羊座5度「カヌーを漕ぎ戦争の踊りを踊っているインディアン」では、仲間全員がやる気マンマンになっています。

この度数の人は、お互いに鼓舞し合って大きな目標に取り組んで行きます。

ただし、反対側の蟹座5度は「列車に破壊された自動車」ですので、より大きな力には破綻させられる可能性もあります。
無謀な挑戦には注意するに越したことはありません。。。。

具体的なスローガンや営業目標を掲げて、周りをやる気にさせ、皆を一丸とさせることに優れています。

ですので、人の上に立ったり、人をまとめる立場だと、より才能を発揮しやすくなる可能性があります。

水瓶座5度「先祖の委員会」

目に見えない助力に支えられていることに気づく

水瓶座は、3度「海軍からの脱走兵」では社会の規律からドロップアウトし、水瓶座4度「インドのヒーラー」では、技術や職能を発揮し、自分の実力で生活しようと試みました。

そうした中、水瓶座は、5度「先祖の委員会」で目に見えないネットワークの支えや助けを感じます。

それは先祖であったり、宇宙意識であったりするかもしれません。

松村先生は「それはいわば、目に見えない助力と言えるもので、それがあるからこそ気力も損なわれない」とおっしゃっています。

この度数の方は、自分の能力が単独で手に入れられたものではなく、実は共時的に共鳴する多くの意識との関係性で支えられていることに気づくようです。

※共時的⇒この瞬間に全世界と繋がっていると言う感じですかね…。

この度数の方は、いわゆる普通の社会人とは(良い意味で)違っていることでしょう。

ですので、周囲の平凡な人々と合わせたり、自分のことをわかってもらおうというのも限界があるかもしれません。

もっと、「宇宙的な意識」「目に見えないネットワーク」に目を向けると良いかもしれません。

魚座5度「教会のバザー」

特別なイメージを付加することで、より大きな価値があるかのように感じさせる能力

魚座は、3度「化石化された森」で本当に価値があるものを未来へ残し、4度「狭い半島での交通混雑」で良いものを隅々にまで流通させました。

魚座5度「教会のバザー」では、それに付加価値をつけてゆきます。

ものが流通し過ぎると、どれもこれもがありきたりになりがちですが、それに何か特別なイメージ(例えば宗教的イメージなど)を与えられると、人々に価値を感じさせることができます。

たとえば、物を売るにしても、教会のバザーであれば、みんな買ってくれそうです。

松村先生は「4度のただの流通や普及だけでは爆発的効果を作り出せないので、イメージであおることを考えたのです」とおっしゃっています。

コピーライターなどもそうですが、物そのものに象徴的な価値を与えることができれば、流行らすことが可能です。

この度数の人は、特別なイメージを付加することで、より大きな価値があるかのように感じさせる能力がある方です。

まとめ

…と言うわけで、ホロスコープの「5度」は、そのサイン独特の「チャレンジ」があるようですね。

魔女っ子

この記事は、松村潔先生の本を参考にさせて頂いてます。

  • 度数の意味は「ディグリー占星術」
  • サビアンシンボルの意味は「愛蔵版 サビアン占星術」

…がオススメです。

※どちらも占星術「中級者」向けです。

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