西洋占星術には「アスペクト」という考え方があります。
アスペクトとは、星と星が作る「角度」です。
この角度によって、私たちの運勢が違ってくるのです。
太陽は、あなたが
- どういう方向に発展してゆくべきか?
- どんな創造的なチャレンジをしてゆくべきか?
…を担っています。
そのため、「太陽×惑星」のアスペクトは【自己実現】に関するテーマを表すことになります。
このコーナーでは、太陽と月のアスペクトを解説します。
「太陽」と「月」のアスペクトは何を表す?
では、「太陽」と「月」のアスペクトは、何を表しているのでしょうか?
自己実現のスムースさ
自己実現は、太陽(目的や行動)と月(性格や感情)のバランスにかかっています。
いくら素晴らしい目的を持って仕事していても、その「行動」と「性格や感情」とのバランスが悪かったらどうですか?
実際の行動と感情面に「葛藤」や「矛盾」がでてきて、周りもついて行けなくなりますよね。
でも、実際の行動と感情面に「裏表」がなければ、周囲の信頼を得て、この社会でスムースに自己実現できるでしょう。
そういうわけで、「太陽と月のアスペクト」は自己実現のスムースさを表します。
「公的な意志(仕事)」と「私的な願望(私生活)」の連動
また、太陽は「公的な意志」、月は「私的な願望」という意味を持ちます。
そのため、太陽と月のアスペクトは、
…も表しています。
「太陽」と「月」、各アスペクトの意味
では、太陽と月のメジャー・アスペクト
- コンジャンクション(合)
- セクスタイル(60度)
- スクエア(90度)
- トライン(120度)
- オポジション(180度)
…の意味について解説します。
コンジャンクション(合)
太陽と月のがコンジャンクション(合)の人は、感情に強く影響される人でしょう。
自分の感情にスムーズに従えるならば、ポジティブに進んでゆけます。
ですが、喜怒哀楽が激しかったり、他人の感情にまで敏感なことも多そうです。
また、自分では気づかないけど自分勝手だったり、思い込みが激しいなどがあるかもしれません。
場合によっては、知らず知らず「公私混同」をしてしまっていることも…。
たとえば、仕事と私生活の区別がないなどです。
しかし、この方は、自分の理想を実現する力があります。
「意識下」でも「無意識下」でも、自己実現を進めてゆける人でしょう。
ちなみに、この組み合わせは、太陽と月の星座(サイン)の性質が強調されます。
セクスタイル(60度)
太陽と月がセクスタイル(60度)の人は、目的に向かってスムーズに進んでゆけます。
「自己実現をする材料」を、月が提供してくれるからです。
「公的生活(太陽)」と「私生活(月)」が協力関係にあるので、何事も円滑に運びやすいでしょう。
スクエア(90度)
太陽と月がスクエア(90度)の人は「公的な意志」と「私的な願望」が違うことが多いでしょう。
ですので、なかなかスムーズに自己実現ができず、葛藤が多いように思います。
たとえば、仕事(公)と家庭(私)の両立ができない…などですね。
しかし、そのギャップを克服すれば大きく成長できますし、飛躍することも可能です。
両方とも「自分の特性」だと割り切って、つきあってゆくのが良いようですね。
トライン(120度)
太陽と月がトライン(120度)の人は、
- 従順
- 親切
- 素直
…人柄が良いようですね。
おおむね、自己実現がスムーズに行くことが多いでしょう。
「私生活」と「自己実現(仕事など)」が、協調関係にあります。
しかし、逆に言うと、スムースなのが災いして、安きに流れることが多いと言えます。
プレッシャーを踏み台にして、大きくジャンプするということがあまりないのです。
そういうわけで、大成するには、90度などの「課題」や「プレッシャー」がある方が良いと言われています。
オポジション(180度)
太陽と月がオポジション(180度)の人は、ちょっとムツカシイですね…。
松村先生は
- 自分の目的をはっきり実現する力がある
- しかし、実現すれば、目標も失われ虚脱状態に入る
- 今度は、その虚脱状態を埋めるために、それまでの目標と反対の目標を持つ
- しかし、その反対の目標は、反対でありつつも同一線上に並んでいる(つまり一緒のこと?)
…とおっしゃってます。
なかなかむつかしいですが、太陽と月がオポジション(180度)の人が、自己実現の力があるのは間違いないでしょう。
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まとめ
今回は「太陽」と「月」のアスペクト!占星術的な意味を解説しました。
いかがだったでしょうか?
単純に「太陽と月のアスペクトが120度だからOK!」…というものではなさそうですね。
皆さんも、ご自分のアスペクトをチェックしてみてくださいね。
ちなみに、当記事は「完全マスター西洋占星術」と「アスペクト解釈大事典」を参考にさせて頂いてます。
「他の星のアスペクトの意味」を調べたい方は、ホロスコープのアスペクト一覧をご覧ください。