本日は、占星術のサビアンシンボル「12度」について考えてみたいと思います。

松村先生によると、12度は「未知の探究」という数字のようです。

サビアンシンボルとは?

まず、最初にサビアンシンボルについて説明します。

サビアンシンボルとは、簡単に言うと、1つの星座を30等分し、1度づつの意味を出したものです。

たとえば…

  • 牡羊座1度 …「女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」
  • 牡羊座2度…「グループを楽しませているコメディアン」
  • 牡羊座3度…「彼の祖国の形をした男の横顔の浮き彫り」

…など、牡羊座~魚座まで合計360の度数、その一つ一つの意味を出したものがサビアンシンボルです。

星座(サイン)の12度は、未知の探究!?

今回、考察するのは、サビアンシンボルで12度にあたるシンボルです。

サビアンシンボル12度
牡羊座12度 野生の鴨の群れ
牡牛座12度  ウインドウショッピングをする人々
双子座12度 生意気に自己主張する少女トプシー
蟹座12度 メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女
獅子座12度 宵の芝パーティー
乙女座12度 ベールをはずされた花嫁
天秤座12度 鉱山から出てくる炭坑夫
蠍座12度  大使館の舞踏会
射手座12度 ときの声をあげる鷹に変化する旗
山羊座12度 講義をする自然の学徒
水瓶座12度 上へと順に並ぶ階段の上の人々
魚座12度 新参者たちの試験

12度は「未知の探究」!?

松村潔先生の「ディグリー占星術」によると、12度は「未知の探究」となっています。

松村先生は、

「12度は、まず潜在的な可能性や誰も気づかない事に目をつけて、誰もが通り過ぎるようなものの中から重要なものを発見する。」

…とおっしゃっています。

そのため、12度の天体を持つ人に対しては、管理するより放置する方が有意義な仕事をするそうです。

お客様

ちなみに、この記事は、松村潔先生の「ディグリー占星術」と「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせて頂いてます。

サビアンシンボル「12度」各サインの意味

では、サビアンシンボルの意味をまとめておきます。

牡羊座12度「野生の鴨の群れ」

自然の中に秩序を見いだし、それを体現する

牡羊座の第2グループ(6度~10度)は、

  • 抽象的な概念
  • 宇宙的な原理
  • 世界を根底から動かしている法則

などを知るグループでした。

第3グループ(11度~15度)では、それをそのまま現実の世界に当てはめ、世界を変えようとします。

牡羊座11度「国の支配者」では、有無を言わせず支配者になろうとしました。

しかし、牡羊座12度「野生の鴨の群れ」では、自然法則によって秩序は保たれているので、無理に支配する必要はないことに思い至ります。

松村先生は、牡羊座12度を「自然界に宇宙の秩序が反映されていることを発見する度数」とおっしゃっています。

ちなみにこの方は、自然の中に秩序を見いだし、それを体現するので、人の指導は受けつけないところがあるようです。

この人には、あまり干渉し過ぎてはならないようです。

牡牛座12度「ウインドウショッピングをする人々」

贅沢さに関心が集中する

牡牛座の第2グループ(6度~10度)は、「他の人との違いを乗り越えて互いを理解する」グループでした。

松村先生によると、牡牛座の第3グループ(11度~15度)は、「豊かさを追求してリスクを負う」と言うグループのようです。

牡牛座11度「花に水をやる女」では、少し欲張りな気持ちが芽生え、自分のために時間を使いたくなりました。

牡牛座12度「ウインドウショッピングをする人々」では、もっと贅沢さに関心が集中します。

欲しいものがたくさんでてきます。

華やかな自分をイメージして、それに近づくように色々と整えようとします。

松村先生は、「お買い物が大好きでどんどん贅沢になってゆく傾向がある」とおっしゃっています。

双子座12度「生意気に自己主張する少女トプシー」

伝統や組織に依存する生き方に反抗し、個人主義的な権利を主張する

双子座は、第1グループ(1度~5度)や第2グループ(6度~10度)で知性を育成しました。

第3グル-プでは、その知性を使って未体験の分野に飛び込んで行きます。

少女トプシーは「アンクルトムの小屋」に出てくる黒人奴隷の子供です。

双子座11度「体験における現実主義の新しい道」では、新しい体験を求めて見知らぬ分野に飛び込みました。

しかし、そこでは当然、新参者として習慣やルールなどに従うことが求められます。

双子座12度「生意気に自己主張する少女トプシー」では、こうした圧力に屈することを拒否します。

伝統や組織に依存する生き方に反抗し、個人主義的な権利を主張することになります。

松村先生は、「若気の至りと言う様な行動をしがちですが、一人で戦う勇気も持っているので、最後まで自由を主張すべきです」とおっしゃっています。

蟹座12度「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女」

誰からも価値を認められなくとも、自分が発掘したものを、自分の力で大切に育てようとする

蟹座は、第2グループ(6度~10度)で、「他を育てるやさしい本能や豊かな感情を育成」しました。

第3グループ(11度~15度)では、この純粋な感受性を外に向かって主張してゆきます。

蟹座11度「しかめつらするピエロ」では、従来の権威を否定し、自分が内面で感じたことをそのまま押し出しました。

蟹座12度「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女」では、更に、自分の信じたことを強気で押し切り、信念を変えません。

何らかのメッセージを持って生まれて来たその赤ん坊の価値を知っているのはこの女性だけです。他の人にはわかりません。

誰からも価値を認められなくとも、自分が発掘したものを、自分の力で大切に育てようとします。

獅子座12度「宵の芝パーティー」

上手なアピール能力、プレゼンテーション能力を発揮する

獅子座は、第2グル-プ(6度~10度)では、火の力を内向させ、創造的な力をため育成してきました。

第3グループ(11度~15度)では、外交的になり、獅子座らしい遊び精神を伸び伸びと発揮するようになります。

獅子座11度「大きな樫の木にあるブランコに乗る子供たち」では、いつも面白いことを考え、アイデアを練り、遊びに熱中しました。

獅子座12度「宵の芝パーティー」では、更に一歩進み、上手なアピール能力、プレゼンテーション能力を発揮し、自分を演出します。

松村先生は、「虚栄心が強めですが、それが強くなければアピール力を鍛えるという意欲も出て来ません。」とおっしゃっています。

見栄っ張りで、子供っぽく、社交的な場に出かけることを好む人が多いでしょう。

乙女座12度「ベールをはずされた花嫁」

未知のものを「既知」に変えようとする

乙女座は、第2グループ(6度~10度)では、感情や知性の表現の幅を広げてゆきました。

第3グループ(11度~15度)では、乙女座は、より実際的、地上的になってきます。目に見えることをキチンと管理したくなってくるでしょう。

乙女座11度「母親の期待の鋳型にはまる少年」では、自分の目に入る全てのものを自分の管理の元に置こうとしました。

乙女座12度「ベールをはずされた花嫁」では、「隠された自然界の法則」を解明しようとし、未知のものを「既知」に変えようとします。

謎があればどこまでも追求し、疑問点は必ず解明することにこだわる人が多いでしょう。

天秤座12度「鉱山から出てくる炭坑夫」

未知の知恵を発掘するため研究する

天秤座は、第2グループ(6度~10度)では、反動や妨害などを体験し、それを克服することにより、公平で感情の動揺の少ない人格を形成しました。

第3グループ(11度~15度)では、さらに客観的な知恵を開発してゆきます。研究者的な性質が出てくることもあるようです。

天秤座11度「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」では、智慧を他者に伝達、指導して行きました。

しかし、そこで自分の考えを吐き出し尽くしてしまうと新しい力が必要です。

天秤座12度「鉱山から出てくる炭坑夫」では、未知の知恵を発掘するため、研究心が旺盛に働きます。

徹底して掘り下げる研究者のような気質です。

松村先生は「強い集中力を発揮して、テーマに釘付けになる。かなり無理なことをする傾向があるので健康には気をつける必要がある。」とおっしゃっています。

蠍座12度「大使館の舞踏会」

見てくれの良さをアピールし、有益な他者とのパイプを作りだそうとする

蠍座は、第2グループ(6度~10度)では、障害や限界を突破し、相手に深く入り込み、相手と結びつく力を身につけました。

第3グループ(11度~15度)では、この「人と結びつく力」を、親密な相手だけではなく、もっと対外的に広く活用しようとします。

蠍座11度では、人との結びつきを作るため、自分の安全を犠牲にして「いちかばちか」の賭けに出ました。

しかし、思いをむき出しにしても人に誤解されることが多く、この社会ではもっと巧妙に立ち回る必要があると考えます。

蠍座12度「大使館の舞踏会」では、見栄を張り、見てくれの良さでアピールして関係性を作り出す方法を取ります。

松村先生は「このサビアンシンボルの人は、自分の一番良いところを見せようと努力する人です。それによって有益な他者とのパイプを作りだそうとします。」とおっしゃっています。

射手座12度「ときの声をあげる鷹に変化する旗」

直感が即行動に変化する

射手座は、第2グループ(6度~10度)では、極限にまで精神性を高めてゆきました。

第3グループ(11度~15度)では、その精神性を外にアピールしてゆきます。

射手座11度「寺院の左側にある物質的さとりをもたらすランプ」では、オカルト的な一般に知られていない知識を探究しました。

射手座12度「ときの声をあげる鷹に変化する旗」では、無意識の領域から直感を引き出し、その直感が即行動に変化して行きます。

思いついたことはすぐ実行しないと気が済まない傾向があるでしょう。

松村先生は

  • 「旗は記号であり、その記号が鷹に変化すると言う事は、認識が行動へと変わることを意味します。」
  • 「知識はそのまま行動意欲へと変換されます。つまり、何か発見すると、それは新しい運動をすることになります。」

とおっしゃっています。

山羊座12度「講義をする自然の学徒」

未知の知識の研究をする

山羊座は、第2グループ(6度~10度)では、既存の共同体の中で活動していました。

第3グループ(11度~15度)では、既存のものではなく、新しい共同体を作り出します。これは、誰でもが入れるわけではないクローズドなサークルです。

山羊座11度「キジの大きな群」では、少数の限定された共同体に参加したり、あるいはそのようなサークルを作りました。

山羊座12度「講義をする自然の学徒」では、そのような閉じられた環境の中で、未知の知識の研究をしてゆきます。

水瓶座12度「上へと順に並ぶ階段の上の人々」

独自の判断基準で人の価値を測る

水瓶座は、第2グループ(6度~10度)で、水瓶座らしい、どこのローカルにも属さないグローバルな自分を構築してゆきました。

第3グループ(11度~15度)では、そんな水瓶座らしい生き方を実践してゆきます。

水瓶座11度「自分のひらめきと向き合う男」では、自分のひらめきを通して真実の智慧を開発しようとしました。

水瓶座12度「上へと順に並ぶ階段の上の人々」では、その智慧に基づいて人の価値を決めてゆきます。

社会的な地位や家柄などではなく、まったく別の基準で人を値踏みしようとします。

もちろん水瓶座ですから、その人の地位や名声や財産など、実社会的なもので値踏みをすることはありません。

その人の意識の発達度、宇宙との感応度などが判断基準となるでしょう。

しかし、それもあくまで自分の判断基準ですので、決めつけで人を見てしまうことも多いでしょう。

魚座12度「新参者たちの試験」

超越的なものから、洗いざらい資質をチェックされる

魚座は、第2グループ(6度~10度)で、物質が支配すると言う価値観から、目に見えないものが支配するという価値観への逆転が起こりました。

第3グループ(11度~15度)では、古い時代から続く精神的なものを模索してゆきます。

魚座11度「光を探している男たち」では、究極の智慧や超越的なものに惹きつけられました。

魚座12度「新参者たちの試験」では、逆に、その超越的なものから、洗いざらい自分の資質をチェックされます。

より優れた環境や組織に入る際、色々と個人的なものを含め詮索されるのです。

自分の性癖なども暴かれることになるかもしれませんので、そんなことプライドが許さないという人も多いでしょう。

しかし、ここでは個人のプライドを調整することが大切です。

まとめ

…と言うわけで、ホロスコープの12度は、「未知の探究」です。

当記事は、松村潔先生の「ディグリー占星術」と「愛蔵版 サビアン占星術」を参考にさせて頂いてます。

各度数の意味を詳しく知りたい方は「ディグリー占星術」がオススメです。

※占星術の中級者向けです。

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