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ホロスコープの読み方(占星術)!どんな手順で読んでゆく?

占星術を勉強して「占い師」になったら、お客さんのホロスコープを見ることになりますよね?

しかし、ホロスコープをどんな順序で読んでゆくのか?がわからないと、良い鑑定はできません。

そこで、今回は、ホロスコープを読む手順を解説します。

目次

ホロスコープの読み方!(手順)

このコーナーでは「ホロスコープを読んでゆく順序」を解説します。

ちなみに、読み方は「流派」によって多少違います。

ですので、あくまで参考ととらえてくださいね。

1:星の偏り

まず最初に読むのは、星の偏りです。

ホロスコープの左・右・上・下、どの部分に星が偏っているかを見ます。

星の偏り性質
自らの力で切り開く
人の縁で活動してゆく
興味が「公」や「社会」に向く
興味が「プライベート」や「家庭」に向く

たとえば、上記の人は、星が上方に偏っています。

ですので、社会生活(仕事や公の活動)が活発なタイプと読めます。

2:二区分

2区分は、サインを奇数・偶数で分けたものです。

  • 牡羊座(1番目のサイン)…奇数
  • 牡牛座(2番目のサイン)…偶数
  • 双子座(3番目のサイン)…奇数

…という具合です。

奇数は男性宮、偶数は女性宮になります。

2区分星座(サイン)
男性宮奇数(牡羊座、双子座、獅子座、天秤座、射手座、水瓶座)
女性宮偶数(牡牛座、蟹座、乙女座、蠍座、山羊座、魚座)
  • 男性宮は能動的
  • 女性宮は受動的

…と考えてください。

ホロスコープの中にどちらの宮が多いかで、その人が「能動的」か「受動的」かを判断します。

3:三区分

占星術では、12星座を以下の3つに分けています。

  • 活動宮
  • 固定宮(不動宮)
  • 柔軟宮

これは「行動特性」と言われており、これによって、どのような動きが得意か?がわかります。

各星座は、この「3つの区分」のどれかに属しています。

3区分星座(サイン)
活動サイン牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座
固定サイン牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座
柔軟サイン双子座、乙女座、射手座、魚座
  • 活動サイン→活動的・エネルギッシュ
  • 固定サイン→保守的・冷静
  • 柔軟サイン→融通がきく・他から影響を受けやすい

…という性質があります。

たとえば、ホロスコープに「固定サイン」が多い人は、ガンコで保守的だったりします。

4:四元素

占星術では、12星座を4つの区分に分けてます。

「火」「地」「風」「水」の4つです。

各星座は、この4区分のどれかに属しています。

  • 牡羊座は火
  • 乙女座は地
  • 水瓶座は風
  • 魚座は水

…というように、星座は、火・地・風・水のいずれかの性質を持っているのです。

整理すると、以下のようになります。

区分(エレメント)星座(サイン)
火(FIRE)牡羊座・獅子座・射手座
地(EARTH)牡牛座・乙女座・山羊座
風(WIND)双子座・天秤座・水瓶座
水(WATER)蟹座・蠍座・魚座

4区分(火、地、風、水)は、それぞれ以下のような特長があります。

  • 火→精神的・創造的・情熱的
  • 地→感覚的・実利的・実際的
  • 風→思考的・論理的・客観的
  • 水→情感・情愛・共感的

たとえば、ホロスコープに「風」が多い人は、論理的に考えるクールな人だと読めます。

5:アセンダント(ASC)

アセンダント(ASC)は、ホロスコープの1室から始まるポイントです。

このポイントは、生まれた瞬間に「東の地平線」と「太陽の軌道」が交差したところです。

  • 地球上では、あらゆる星が「東の地平線」から上昇(誕生)してきます。
  • つまり、アセンダントは個人の誕生した瞬間を表す重要ポイントなのです。

そのため、アセンダントは、

  • 生まれながらにして与えられた個性
  • もともとの自分
  • 無意識のうちに出ている自分

…を表すポイントとなります。

たとえば、アセンダントが蟹座の人は、そもそも「やさしげで、親しみやすい雰囲気がある」と読めます。

繊細な共感力、女性的な心配りを持っているので、誰からも好かれるような人かもしれません。

ライジングスター

ライジングスターとは、アセンダント(ASC)の近くにある星のことです。

これが、その人の中で「一番影響力が強い星」となります。

ライジングスターとは?

一般的に、アセンダントから「±5度」ぐらいにある星のことを指します。
ですが、占い師によっては「±15度」くらい取る人もいます。

松村先生は「アセンダント付近にあって目に入る惑星」とおっしゃってます。

たとえば、上図のライジングスターは海王星となります。

この方は、いつも霊感、夢、理想などに影響されていることが読めます。

支配星(ルーラー)

アセンダントの支配星(ルーラー)も重要です。

支配星(ルーラー)とは?

12サインにはそれぞれ「支配星」と呼ばれる惑星があります。
その惑星はサインの力を増強する働きをします。

各サインの支配星は、以下のようになります。

各サインの支配星
牡羊座火星
牡牛座金星
双子座水星
蟹座
獅子座太陽
乙女座水星
天秤座金星
蠍座冥王星
射手座木星
山羊座土星
水瓶座天王星
魚座海王星
アセンダントの支配星の読み方
  • アセンダントの支配星は何か?
  • その支配星はどのサインやハウスに入ってるか?

…を読むことで、支配星の影響力を見ることができます。

たとえば、上記の人のアセンダントは山羊座です。

山羊座の支配星は土星になります。

ですので、この人は「ご自身の土星」から大きな影響を受けてることがわかるわけです。

次に、この人の土星を見てみましょう。射手座、11ハウスにありますね。

そこから、この方は

  • 保守的な社会からドロップアウトして新しいネットワークを作る
  • 学問や研究など「専門的な分野」にじっくりと取り組む
  • 思想や哲学など、精神的なものを極めてゆく

…などをすると良いことがわかります。

6:MC

MCは、ホロスコープの10室から始まるポイントです。

占星術で「職業」を占う時に重要視されています。

 

でも、MCは、単に職業や仕事を表すだけではありません。

あなたが社会で果たすべき役割が暗示されているスポットなのです。

たとえば、MCが山羊座の人は

  • 社会の中で有意義な貢献をする
  • 実績を上げる
  • ルールや集団性を大切にする

…そんな役割を持っていると読めます。

7:各惑星

各惑星のサイン、ハウス、アスペクトなどを読んでゆきます。

太陽と月

特に太陽と月は重要です。

  • 太陽はその人の社会生活
  • 月はその人の私生活

…をコントロールしているからです。

太陽

たとえば、上記の場合、太陽は

  • 1ハウス
  • 水瓶座
  • 金星とコンジャンクション

…となります。

ですので、社会的な部分では

  • 自分自身で人生を切り開いてゆく
  • 世間常識には従わない
  • だが、自己表現が柔らかく、人当たりが良い

…というふうに読めます。

 

では、月はどうでしょうか?

  • 7ハウス
  • 蟹座

…にあります。

ですので、プライベートな部分では

  • 相手から影響を受けやすい
  • 愛情深いが、感情がビンカン

…などと読めます。

8:サビアンシンボル

占星術中級者の人は、サビアンシンボルも読んでゆきましょう。

サビアンシンボルとは?

ホロスコープは、牡羊座~魚座まで「360度」あります。
このすべての度数を霊視し、イメージとして導き出したもの…それがサビアンシンボルです。

くわしくは、以下をご覧ください。

サビアン占星術(サビアンシンボル)とは?

サビアンシンボルの読み方

たとえば、上記の方の太陽は水瓶座4度です。

このサビアンシンボルは「インドのヒーラー」です。

そのため、この方は

  • 社会の歯車にならず、心が自由
  • 他人の問題点などに的確なアドバイスをすることができる
  • セラピストやヒーラーなどの分野で実力を発揮しそう

…と読むことができます。

それぞれのシンボルの意味については、以下をご覧ください。

各サビアン・シンボルの解説!(意味・読み方)

まとめ 

今回は、ホロスコープの読み方(占星術)!どんな手順で読んでゆく?について解説しました。

松村潔先生の著書「占星術研究会」を参考にしてます。

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